いろいろな仮想空間にログインしてみた

第18回「POKIPOKI」

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本日5月20日(火)17:00より、韓国発の3Dコミュニティサービス「POKIPOKIβ -なかよし編-」のクローズドβテストが始まったので早速プレイしてみた。

【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第18回「POKIPOKI」
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韓国発の3Dコミュニティサービス……と聞いて、最初は先行している「ntomo」に似たようなサービスなのだろうかと想像したが、実際プレイしてみるとかなりタイプの違うサービスだということが分かった。
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ログイン後にまずするべきことは自分の分身となるアバターの作成。POKIPOKIでは男の子と女の子それぞれ3種類の「箱入りフィギュア」の中から好きなものを選び、徐々にカスタムしていく形式になっている。最初はアバターの肌と瞳の色ぐらいしか選ぶことはできないが、後で様々なアイテムをGETして着せ替えができるようになっている。
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次に自分専用の部屋となるミニルームのデザインを選択する。こちらも後で家具を置いてカスタムすることが可能。
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そして晴れてPOKIPOKIの世界に降り立つことができた。ここでまずアバターの基本操作を練習する。基本的には移動はキーボードの矢印キーで行うようになっており、視点移動はできないようだ。矢印キーを2回押せば走り、「X」キーでジャンプ、「Z」キーでアタックできるようになっている。操作方法はアクションゲームのそれに近い。
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また、細かい説明は画面左上に表示される「携帯電話」を開けば”説明のお姉さん”が親切に教えてくれる。段階を踏んで説明してくれ、必要なときにいつでも繰り返し見ることができるので実に便利。また必要ない時は電源を切っておけばプレイ中も気にならない。
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説明に従ってオブジェクトの移動方法なども学ぶ。尚、オブジェクトには予め物理法則が入っているらしく、ベッドやポストなども押せば自然に動いた。
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そしていよいよ町繰り出し冒険を開始する。結構他ユーザーも多くログインしていたが、まだ皆デフォルトアバターで全員ほぼ同じデザイン。一方町の中には個性豊かな様々なNPC(ノン・プレイヤー・キャラクター)が存在しており、それぞれに特定の役割が与えられている。この部分はダレットワールドによく似ているようだ。
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またショップも既に開店しており、アバターの服をはじめ部屋に置く家具やミニゲームに使う道具、何に使うのかよく分からないものまでたくさんのアイテムが販売されていた。アバター用の服は比較的安く設定されているので、まずは服を揃えて個性を出してみるとよいだろう。
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所持金など自分のデータが見たい時はアバターをクリックすると基本ステータスが表示されるようになっている。因みにステータスにはゲームのように様々なスキルについての「レベル」が表示されており、中には「戦闘スキル」の表示も。いずれは他のユーザーとも戦えるようになるということだろうか?
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まるでRPGゲームのような全体マップ。現時点では行けるところはまだまだ少ないが今後のワールド拡張に期待が膨らむ。
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POKIPOKIの特徴の一つは「仕事やミニゲームで仮想通貨を稼げる」こと。町の中にいるNPCに仕事のやり方やゲームのプレイ方法を教えてもらい、さらに「仕事」を受けて仮想通貨「ポキ」を稼いでいく。もちろんそれらを無視しても楽しめるのだが、何か目的があった方がよりPOKIPOKIワールドを楽しめるというもの。上記の画像は森での「アイテム採集」方法を教えてもらっているところ。
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NPC「タヌキぼうや」の指示で木のスコップを手に入れ、土を掘ってアイテムを採集しているところ。しかし微妙にコツがいる作業でなかなかアイテムを採取することができない…
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次に「ゲームセンター」でミニゲームに挑戦してみる。ゲームは最大6人のチーム戦で遊べるようになっているが、もしメンバーが足りない場合でも頭に紙袋を被った戦隊ヒーローNPC「ポキレンジャー」が代理で参加してくれるのでさびしい思いはしなくて済む。現在遊べるのは、一つしかないトイレを目指し全力で走る「トイレダッシュ」と、風船を割らないように気をつけて何個も膨らませる「バルーンバトル」。どちらも単純なゲームだが瞬発力を要求されるゲームで、一旦はまると病みつきになってしまう。クローズドβテスト中は毎週新しいミニゲームが追加されるとのことで、こちらも楽しみな要素だ。
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こうしてミニゲームに熱中していると、いつの間にかアイテムや「ポキ」が貯まっている。ミニゲームはたとえ負けてもそれなりにアイテムや「ポキ」が手に入るのが嬉しい。貯まった「ポキ」で新しいアイテムを買うのもいいし、ショップに売っていないアイテムが欲しいときは「グレードアップセンター」に行ってアイテムを”合成”したり”改造”したりしてみよう。「グレードアップセンター」は主にファッションアイテムを合成・改造して新しいアイテムを作り出せる施設。何と何を掛け合わせれば何ができるといった法則性はないようで、どんなアイテムが出てくるかは全くの謎。まるでクジを引いているかのような感覚が味わえる。また、毎回合成や改造が成功するわけではなく、時には失敗してアイテムが無駄になることも……。その分、ショップに売っていない珍しいアイテムが出たときの嬉しさは大きい。こうした「合成」システムは既存のゲームには存在するが仮想世界・空間サービスではまだ見たことのない新しいシステムだ。
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この合成システムで作った「ニワトリの被りもの」をかぶった筆者のアバター。この後「サンタクロースの靴」と「お姫様の靴」も作ることができた。
ざっとプレイしてみての感想だが、かなりMMOに近い形の仮想空間……というか、仮想空間的なMMOといった印象だ。しかし、レベル上げやゲームに特に目的のようなものはなく、また従来のMMOに見られる殺伐とした雰囲気もない。むしろほのぼのとしていて適度にユルく、アバターやワールド内のデザインも可愛らしくて、本当に子供でも気軽に楽しめるサービスだと感じた。
また、メールの送受信機能やチャット、エモーション(ジェスチャー)など一通りの機能が実装されているほか、他ユーザーを友達登録し「ポキとも」になるとお互いのミニルームに瞬時にテレポートできるようになったり、アイテムをプレゼントできる機能があったりとコミュニケーション機能も充実している。
今後はペットを飼ったり植物を育てたりといった機能も追加されるとのことなので、引き続きアップデートに注目していきたい。
POKIPOKI
http://www.pokipoki.jp/

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