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Entropia Universe、テレビ界のアカデミー賞「エミー賞」に貢献

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Entropia Universe、テレビ界のアカデミー賞「エミー賞」に貢献

先週、”テレビ界のアカデミー賞”と言われる、テレビに関連する様々な業績に与えられる権威ある賞「エミー賞」の受賞者が発表されたが、スウェーデンの視聴者参加型ドラマ「The Truth About Marika」がエミー賞Best Interactive TV service部門を受賞した。

同作品は、1960年代にスウェーデンで実際に起こった数千人が忽然と姿を消すという怪事件を元にしたドラマで、その行方不明者の一人である「Marika」さんを探しているという友人女性を、視聴者がチャットやTwitter、Flickr、YouTubeなど様々なコミュニティサービスを駆使して捜索に協力していくという内容。事件現場を携帯で撮影したりといったリアルな”証拠集め”をするイベントや他の視聴者と協力することで謎が解けるイベント、さらにテレビの中やリアルだけでなくMMORPG型仮想世界「Entropia Universe」の中に入って捜査をするイベントがあったりと視聴者が参加して楽しめる仕掛けが多く施された作品だ。
同作品はスウェーデンで2007年の5月~11月に半年間にかけて放送されたが、他の視聴者と協力して捜査する連帯感や手がかりを集めていくゲーム的な面白さ、リアルとバーチャルが重なり合うオーギュメンテッド・リアリティ(拡張現実)的な世界観が好評となり一躍人気番組となったという。この新しい試みがエミー賞選出においても高く評価され今回の受賞に繋がったとのこと。因みにエミー賞受賞に貢献した仮想世界サービスはEntropia Universeが世界初となる。

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