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セカンドライフに4歳児程度の知能を持つ人工知能アバターが登場

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セカンドライフに4歳児程度の知能を持つBOTが登場

ニューヨークにある私立大学Rensselaer Polytechnic Institute(以下RPI)が、現地時間の3月10日に4歳児程度の推理能力を持つセカンドライフBOT(ボット:自動操縦機能で操られるアバター)「エディ」を発表した。

RPIは1824年に創立されたアメリカで最も古い技術系の4年制大学で、これまで多くのセカンドライフに関する研究も行ってきた。同大学の研究グループは先日行われた人口知能に関するカンファレンスにてこの「エディ」を発表。エディは人間の操るアバターのチャットに受け答えすることができ、4歳児に行う知能テストレベルの質問を推理して正しい答えを導き出すことができるという。下の動画では研究者2人のアバター「Micah」と「Hugin」がエディの記憶力について実験している様子が映し出されている。エディはまずはじめに「Micah」が「A」の箱にクマのぬいぐるみを入れる一連の動作を目撃する。その後「Micah」は一旦その場所から離れ、彼の不在の間に「Hugin」がぬいぐるみを隣の「B」の箱へ移動させる。その後エディは「Micah」が戻ったとき彼がまず最初にどこを探すかについて尋ねられるが、エディは「A」と答える。通常、このテストを4歳児未満の子供に行った場合、まだ記憶力が十分に発達していないため大概は記憶の中で新しい「B」の方を答えるのだという。
同研究はIBMなど外部のスポンサーにもサポートされており、最終的には「スタートレック」に出てくるバーチュアルリアリティーシステムを実現したいとしている。

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