ソーシャルゲームはなぜハマるのか ゲーミフィケーションが変える顧客満足
ソーシャルゲームはなぜハマるのか ゲーミフィケーションが変える顧客満足

この本の著者は位置情報ソーシャルゲーム「MyTown」の日本版の運営や(おそらく)日本唯一のゲーモフィケーションの情報サイト「gamification.jp」などを手がける株式会社ゆめみ代表の深田浩嗣さん。そのため、他のソーシャルゲーム系の本と違い「ゲーミフィケーション」という側面からソーシャルゲームを見て、なぜ人がソーシャルゲームにハマるのかを分析しているのが大きな特徴です。なのでどちらかというとソーシャルゲームのことを知るための本というよりはゲーミフィケーションを知るための本に近いかもしれません。
ゲーミフィケーションについてはこのブログでも何度か記事にしましたが、簡単に言うとサイトやサービス、アプリなどにゲーム的な「楽しめる」要素を加えることでそれらをより魅力的にし、ユーザーエンゲージメント(愛着や信頼)を高めるためのもの。日本語では「ゲーム化」と訳されることもあります。
本書では筆者の深田さんが実際にソーシャルゲームをプレイし始めて課金をするところから始まり、GREEの「釣り★スタ」とMobageの「怪盗ロワイヤル」を例に開発者へのインタビューも交えソーシャルゲームの仕組みから運用の仕方までの流れを解説しています。なお、後半部分にはソーシャルゲーム以外のサービスも取り上げてゲーミフィケーションの応用例を紹介する章もあるので、ソーシャルゲームの枠を超えて「ゲーミフィケーションとは何か」を学ぶことができます。

02. 1月 2012 · コメントは受け付けていません。 · Categories: 書籍・DVD · Tags:

ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン4 コンプリートDVD-BOXPart 1
ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン4 コンプリートDVD-BOXPart 1

「NUMBERS」はアメリカのCBSネットワークで2005年〜2010年にかけて放送されていた連続テレビドラマ。内容は、FBI捜査官の兄と天才数学者で大学教授の弟が犯罪者の行動を”数学の公式”を使って解析・予測し事件を解決するというサスペンスもので、番組内で使用される数学の公式は全て現実に存在しており、実際に数学者がコンサルタントとして協力しているそうです。しかしエピソード自体はそんなに難解ではなく、むしろとっつきにくかった数学の公式に親しみや興味が湧いてくるような構成になっています。
このドラマは一話完結型で毎回様々な題材で犯罪が描かれるのですが、第4シーズン第7話目「アバターの正体(原題:Primacy)」のテーマはなんとARG(代替現実ゲーム)。とあるMMOのプロモーションのため行われていたARGで殺人事件が起こり、その犯人の行動を「進化的アルゴリズム」を使って導き出そうとするお話なのですが、ARGの小道具としてAR(拡張現実)が出てきたり、MMOの中の仮想世界と現実世界を行ったり来たりしながら手がかりを探して犯人を追いつめたりと興味深いモチーフがたくさん出てきます。現在日本でも普通にDVDレンタルが行われているので、よかったらこのお正月に見てみて下さい。

16. 12月 2011 · コメントは受け付けていません。 · Categories: 書籍・DVD · Tags:

ソーシャルゲーム業界最新事情
ソーシャルゲーム業界最新事情

そのタイトル通り現在のソーシャルゲーム界隈を解説した本です。前半はソーシャルゲームの仕組み・概要を説明、後半はソーシャルゲームに関連した企業のキーマンへのインタビュー集という構成になっています。インタビューに応じている企業はNHN Japan、Rekoo Japan、AQインタラクティブ、comcept、アプリカ、カヤック、ケイブ、コーエーテクモゲームズ、コロプラ、タイトー、ドワンゴ、ボルテージの全12社。一口にソーシャルゲームに関連企業と言っても、ソーシャルゲーム専門のディベロッパーや位置情報連動ゲームのディベロッパー、大手ゲーム会社、プラットフォーマーなど多種多様な企業へのインタビューがまとめられており、それぞれの考え方やソーシャルゲームの捉え方が比較でき非常に興味深いです。個人的に面白かったのは元カプコン・現comcept代表の稲船敬二さん。ソーシャルゲーム界広しと言えど、「マルチプラットフォーム展開」を「浮気」に例えて説明する人はおそらく稲船さんくらいじゃないでしょうか?

10. 11月 2011 · コメントは受け付けていません。 · Categories: 書籍・DVD · Tags: , ,

@games公式ガイドブック セルフィタウンの歩きかた (ファミ通の攻略本)
@games公式ガイドブック セルフィタウンの歩きかた (ファミ通の攻略本)

株式会社ジークレストが運営する無料オンラインゲームポータルサイト「@games」初のガイドブック。主に@gamesのメインの機能であるアバターコミュニティ「セルフィタウン」の機能を紹介した本です。セルフィタウンもサービス開始から年を経るごとに仮想アイテムの種類やコンテンツ、機能の種類も増え、今から始めるには「どこから手をつけていいのやら…」と迷ってしまう人もいるかもしれません。同書では登録方法からアバターのカスタム方法、各機能の紹介、2010年内にリリースされたアイテムの一覧と「薄桜鬼」「ハローキティといっしょ!」「デュラララ!!」「ヘタリア」など外部コンテンツとのタイアップ事例がコンパクトにまとめられているので、セルフィ初心者はこれを片手にプレイすれば迷うことはないでしょう。また付録としてオリジナルの衣装アイテム3点セットが男女別に手に入るシリアルコードも添付されています。

14. 10月 2011 · コメントは受け付けていません。 · Categories: 書籍・DVD · Tags: ,

AR三兄弟の企画書
AR三兄弟の企画書

テレビ、ラジオ、雑誌、本、広告など様々なジャンルで活動してきたARユニット「AR三兄弟」の”長男”こと川田十夢さんの著作。(AR三兄弟の記事をまとめてチェック!

同書は一応「AR関連書籍」の部類に入るのでしょうが、ARについての技術的な説明はほとんど出てきません。技術云々以前の、川田さん自身の生い立ちから経歴、これまで行ったプロジェクトに至るまで広い意味での「現実を拡張する方法」=ARについて書かれています。また、最近手がけた様々な作品の(企業タイアップ含む)完成に至るまでの思考の流れやエピソードも満載で、タイトルのとおりまさに「企画書」です。さらに川田さんの考えるARの未来やメディア論にも触れることができ、多くの「気付き」が得られました。

この本を読んだあと、思わず自分なりに「こんなARコンテンツはどうだろう?」なんて考えて考えてしまいます。

出版記念パーティの様子はこちら