いろいろなコンテンツでモチーフとして取り上げられることの多い古代エジプト文明、特に猫の女神「バステト」や目から謎のビームを出す神様「メジェド」は人気で、単独でグッズ化されることも多々あります。
同人ゲームサークル「Re:Arium」が開発中の「GodCat」は、そんなサブカルチャー界隈でもポピュラーな古代エジプト文明のテイストを取り入れた2D横スクロールアクションゲームです。
「GodCat」は、鳥の姿になってしまった少年「アンク」を元の姿に戻すため、砂の国“ルアル”を巡ることになったマイペースな猫の神様「ネロ」を主人公としたアクションゲームです。ネロとアンクは行く先々で様々な人(?)と出会いますが、同時に謎も深まっていくのでした…。
面白かったのはネロの攻撃パターン。通常の2D横スクロールアクションだと、敵の攻撃を避けながら上手く自分の攻撃を敵に当てる戦い方が一般的ですが、ネロは敵が放つ弾を”奪って”攻撃します。奪った敵の弾はネロの周りを一定時間くるくる飛び回り続けるので、その状態で敵に近づいて敵に当てます。敵との距離およびタイミングを計るのが難しく、コツをつかむまで結構な回数ゲームオーバーになってしまいました。
このようなシステムなので、ネロのジャンプ操作が重要になってきます。ジャンプ中は奪った敵弾の回転速度がアップするので、その状態を維持したまま敵に当たると効果的です。またジャンプ中は時間の流れをスローにする効果も発動できるので、攻撃と共に敵弾を奪ったり避けることもできます。
それにしてもキャラクターデザインがかわいい!主人公のネロだけでなく、ミイラの棺のようなキャラクターまでみんな猫耳で、とにかく本作は古代エジプト文明と同等に「猫」も重要なモチーフとなっているようです。加えて、背景には大小様々な形状の歯車も描き込まれており、スチームパンクな雰囲気も漂う”謎の古代文明”な世界観が感じられます。
なんとラスボスのメジェド様まで猫耳!被り物(?)の裾を翻しながら目から謎ビームを発射しアクティブに動き回ります。
このメジェド様が試遊用のデモとは思えないくらい強くて、残念ながら何度挑戦しても倒されてしまいました…。
リリース時期はまだ未定だそうですが、現時点ではPC向けタイトルとして開発中とのこと。この作風にピンと来た方は、公開されているYoutube動画をチェックしつつ続報を待ちましょう。