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【TGS2019レポート】これがもともとの使い方 顔を撃たれた衝撃も体感できる触覚VRスーツ「bHaptics」

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【TGS2019レポート】これがもともとの使い方 顔を撃たれた衝撃も体感できる触覚VRスーツ「bHaptics」

韓国のbHapticsが、昨年に引き続き今年の東京ゲームショウのVR/ARコーナーに同社が開発・提供するVRコンテンツ向け触覚(ハプティック)スーツ「Tactot」およびそれと連動する触覚リストバンド「Tactosy」とVRヘッドマウントディスプレイ(HMD)用フェイスクッション「Tactal」を出展していました。

【TGS2019レポート】これがもともとの使い方 顔を撃たれた衝撃も体感できる触覚VRスーツ「bHaptics」

同社はVRコンテンツにおける触った感覚や衝撃を受けた感覚を再現する技術の開発に取り組んでいる企業。触覚スーツ「Tactot」は前面・背面にそれぞれに20個のモーター振動子を搭載しており、リストバンド「Tactosy」とフェイスクッション「Tactal」を含めるとその数は合計70個に。これらにより、VR空間で自分のアバターが受けた攻撃や衝撃をリアルに体感できます。もともとこれらはVR対応のFPSゲームをプレイして被弾した際に、撃たれた衝撃をよりリアルに体感する使い方を想定していたそうですが、日本進出にあたりIVR(株式会社シス)とコラボレーションしたところ、「美少女に抱きつかれたりツンツンされている感覚を体験できるスーツ」に魔改造されてしまったとのこと。しかもそれをUnityの開発者向けイベント「Unite Tokyo」に出展したところ大評判となり、一時Twitterでバズワードになるくらい大きな注目を集め、同社のスタッフは「どうして日本人はいつもこうなのか」と爆笑しながら頭を抱えたそうです。なお、昨年の東京ゲームショウ2018での同社のブースも「Unite Tokyo」と同様のものでしたが、やはり大好評で試遊に列ができていました。

過去記事:
【TGS2018レポート】VR空間で美少女につんつんしてもらえる感触を体感できる「つんつんVR」

【TGS2019レポート】これがもともとの使い方 顔を撃たれた衝撃も体感できる触覚VRスーツ「bHaptics」
今回の同社の出展ブースのデモはご覧のとおり牧場での銃撃戦をモチーフとしたシューティングゲームで、敵に撃たれた場所がリアルタイムに振動して被弾をリアルに体感できるというもの。これこそが本来想定していた使い方です。

【TGS2019レポート】これがもともとの使い方 顔を撃たれた衝撃も体感できる触覚VRスーツ「bHaptics」
衝撃的だったのは、顔を撃たれた時の感覚まで再現されていたこと。フェイスクッション「Tactal」にも振動子が入っているので、顔の右側、もしくは左側を撃たれたかまで再現され、バーチャルだと頭では分かっているのに被弾した瞬間に思わずのけぞってしまいました。

他にも、同デバイスは音声に対応した振動表現機能も搭載しているため、リズムゲームの楽曲と連動して振動させることでサウンドそのものを体感できるコンテンツも開発可能とのこと。現在同社では開発者向けに「Tactot」、「Tactosy」、「Tactal」それぞれの開発キットの通販を受け付けており、日本からも購入が可能です。これらを活用して全身で体感できるVRコンテンツを開発したい方は是非検討してみては如何でしょうか。通販ページはこちら

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