皆さんは「ぬい撮り」というSNS上のカルチャーをご存知でしょうか?この「ぬい撮り」とは、キャラクターなどのぬいぐるみ(またはドールやフィギュア、マスコットなど)を様々な場所に連れていったり、背景や小物を組み合わせてシチュエーションを作り、撮影する楽しみ方を指します。主にSNSを頻繁に利用する女性ユーザーの間で数年前から流行り出し、今ではInstagramで「#ぬい撮り」のハッシュタグを検索すれば10万点以上もの写真が出てきます。
かく言う私もその一人。主になめこのぬいぐるみを外に連れ出しています。
そんな中、先月ぬいぐるみやドールの製造販売を手掛ける株式会社セキグチが、「ぬい撮り」に特化した写真投稿型のコミュニティアプリ「nuidol」(ヌイドル)をリリースしました。
「nuidol」は、前述のとおりInstagramにて「ぬい撮り」を日常的に楽しんでいるユーザーが一定数以上いることに着目し、ぬい撮り好きな人同士が繋がることで、ぬいぐるみを通じた新しいコミュニケーションの形を生み出すことを目指して開発されたアプリです。
基本的な使い方は他社の写真投稿型SNSアプリとさほど変わりませんが、ぬいぐるみ・ドールの製造販売会社が提供するアプリなだけに、リリース時点でキャラクターや企業のオフィシャルアカウントが用意され、限定情報が発信されているのが特徴です。
閲覧だけなら誰でもできますが、自分の写真を投稿したり、他のユーザーの写真に「いいね」やコメントを投稿したり、マイページに自分の投稿した写真やお気に入りのぬい撮りを保存してコレクションを作ったりと各種機能を使用するにはユーザー登録が必要です。
こちらが前述のキャラクター・企業のオフィシャルアカウント。まだリリースされたばかりなのでセキグチ社関連のアカウントが中心ですが、今後は他社のオフィシャルアカウントも増えていくのかもしれません。
それでは早速試してみましょう。まずはいつもどおりなめこのぬいぐるみを投稿。アプリ内からそのまま写真を撮影して投稿することもできるし、あらかじめスマホに保存している写真を選んで投稿することもできます。フィルタをかけて雰囲気を変えられるところもだいたい他社の写真投稿型SNSアプリと同様です。
投稿すると「All Post」の最新に即反映されます。今はまだユーザーが少ないためか、すぐに流れてしまうことはなく、比較的長く自分の写真を表示させることができます。
プロフィールはInstagramよりも詳細に書ける仕様で、敢えてTwitterとInstagramのアカウントを記載する欄も設けられています。ユーザーを取り合うのではなく”住み分ける”方針なのでしょうか。
気になってハッシュタグを検索してみたら…なんと私より先になめこ関連のハッシュタグを使って写真を投稿している人がいる!これは負けてはいられない!
ちょうど今は仙台七夕の開催期間中。祭りの風景となめこを組み合わせてどんどん投稿していきます。
ありがたいことに、投稿してから10数分後に「いいね」をもらうことができました。
確かにInstagramを覗けば多くの「ぬい撮り」写真を見ることができますが、世界中の億レベルのユーザーが投稿したした数多くの写真のあくまでも”一部”であり、全体から見たら小さなコミュニティです。しかし「nuidol」は「ぬい撮り」に特化しているため、いつ起動しても目に入るのは「ぬい撮り」写真ばかり。これはファンにはたまらないでしょう。
セキグチでは、今後季節やキャラクターごとのテーマ投稿イベントやオフ会の開催も予定しているとのこと。普段から頻繁に「ぬい撮り」している方は是非利用しては如何でしょうか。