私の家の近所には「西公園（桜ヶ岡公園）」という、仙台市内では結構知られた桜の名所があるのですが、先日フラリと花見をしに行き偶然こんな一角を見かけました。
この見覚えのあるアイコンは…そして「花見グッズ無料貸し出し中」の文字は…
そう、これはフリマサービス「メルカリ」(iOS/Android)のお花見出張イベント企画「#メルカリアウトドア」。4月13日（土）～4月14日（日）の2日間限定で、仙台・西公園にてお花見グッズを16：00までその場で無料で貸し出すリアルイベントで、会場内にはレジャーシートやハンモック、折り畳み椅子、テーブル、ボードゲームなど様々な“お花見の宴会で使えそうなグッズ”が用意されていました。
面白いのは、これらのレンタル品の全てが実際に一般ユーザーによってメルカリに出品されていたものだったこと。それをメルカリ仙台オフィスが購入し、販売されていた時の価格を敢えてラベルに提示して貸し出していました。こうすることで、公園にお花見に来た仙台市民はメルカリにどんなものが出品されているか、またそれらがいくらで売買されているかという「相場」をリアルに知ることができるというわけです。
もともとこの企画は福岡で始まったそうですが、今年初めて仙台でも実施。何気に仙台はメルカリ初の地方オフィスが設立された街で、かつ市内には大学や専門学校が多数あるためメルカリのコアユーザーである20代の市民も多く、こうした地域のイベントに出展するのはPR活動としても効果が高そうです。実際に花見客の反応も良く、幸いにも実施日両日とも快晴だったうえに公園の桜もちょうど満開を迎え、お昼頃にはほとんどのレンタル品が出払ってしまうほどだったとか。
返却されたレンタル品を見ていて気付いたのは「ボードゲームとカードゲームが結構高値で取引されている」という事実。箱が日に焼けていたりと少々傷みがあってもそんなに悪くない、むしろ強気の値段が付けられており、さらに種類も豊富でありとあらゆるジャンルのボードゲーム＆カードゲームが出品されていることが分かりました。このように、普段自分がメルカリでチェックしていないジャンルの商品や相場を知ることができるのもリアルイベントの良いところですね。
しかし、好評なのは結構ですがレンタル品が出払って何もなくなったらさぞ手持ち無沙汰暇だったろうなあ…と思ったのですが、
先に掲載したテントは誰でも中に入れるようになっており、ここで花見客がくつろいだり記念写真を撮影したりと思い思いに楽しんでいました。またここにもさり気なくメルカリに出品されていたアイテムが展示されており、とことん”自前”でセッティングしていることが伺えました。
んふんふ（これは映える）
しっかりハッシュタグもあってInstagramやTwitterでの情報拡散対策もバッチリでした。このように地方に支社を構える企業がその地域ならではの催しに参加するのは、地域に根差し街づくりにも参加している姿勢が伺えて良いものですね。