「Monday ~LastWeek~」は、先日ご紹介した「CruCruCrash」と同様に、学生チームが半年かけてゲームアプリを開発し、そのダウンロード数を競い合う東北最大のアプリコンテスト「第5回仙台ゲームアプリコンテストDA・TE・APPS!2019」の出場作品の一つであるクッキークリッカー系のスマホ向けインフレゲームです。
【レビュー】ボールの跳ね返りを読め!シンプルかつスタイリッシュな回転アクションゲーム「CuruCuruCrash」
これを初めて見た時は本当に驚きました。なぜ今年のDA・TE・APPS!にはこうもアートワークのセンスが素晴らしい学生ばかりが集まってしまったのかと。もう学生作品云々関係なく普通に雰囲気の良いインディーゲームとしてオススメできます。まず何が凄いってこの画力!そしてストーリーのコンセプトも最高です。それは…
毎週毎週やってくる月曜日を倒す
分かり過ぎる!分かる!分かるその感覚!
そう、本作のラスボスは「月曜日」。ゲームの内容は、画面をひたすらタップしてポイント(ゲーム内通貨)を貯め、それで各種機能をアップグレードして1タップあたりに稼げるポイント数を増やし、さらに効率よくポイントを貯めて機能をアップグレードして…を繰り返す典型的なクッキークリッカー系インフレゲームですが、それでやることが「打倒!月曜日!」。画面タップで次々と訪れる日にちを倒し続け、最後に待ち受けるラスボスの月曜日に挑みます。
こちらがラスボスの月曜日「ムーン」。美少年キャラです。もちろん本作のために描き下ろされた開発チームの完全オリジナルデザインで、おまけにLive2Dでぬるぬる動きます。何度も言いますが、学生作品とは思えないクオリティで、社会人のインディーゲーム開発者に引けを取りません。
やがてゲームを進めていくと、この世界には月曜日「ムーン」と日曜日「サン」の対立があることが明らかになっていきます。インフレゲームはただ画面をタップしてある程度機能をアップグレードしたら放置して、暇ができたらまたちょっとプレイして…と、そのシステム上どうしても単調な「作業」になりがちです。それを、ゲームを進めるごとにストーリーが解放される仕組みにすることで継続率を高めようとしているんですね。こうしたところも良く考えられています。
こうして、画面をタップして火曜日、水曜日、木曜日、金曜日…と敵を倒していき、手に入ったポイントで攻撃力を高めていきますが…
ところが、倒したと思った敵はさらに強くなって再びプレイヤーの前に立ちふさがるのでした。それはまるで戦隊ヒーローの敵が巨大化するパターンのよう。
日にち(敵)は現れる度に強くなり、また姿形を変化させます。ある時はヒト型だったり…
はたまた尻尾が生えたり…
グラマラスな美女かと思えば…
ドラゴンとなって現れることもあります。
ある程度ポイントが貯まったら、現れる度に強くなっていく日にち達を効率良く倒すために、自動的に攻撃を加えてくれる援軍「アーティファクト」と「ガーゴイル」を開放しましょう。彼らを開放することで、アプリを起動していない放置時も攻撃してポイントを稼いでくれるようになります。
もちろん自分でタップした時より稼げるポイントは少ないですが、それでも彼らがいるのといないのとでは大きな違いです。
強大な力を伴い再び現れた「ムーン」。果たして彼に勝てる日は来るのか?
アートワークのクオリティが高いのはスクリーンショットを見てもらえばお分かり頂けるかと思いますが、それに加えて本作はストーリーもなかなかに面白いので必見です。プレイを続けるうちに、美少年の月曜日「ムーン」と日曜日「サン」の行く末が気になって止められなくなること間違いなし!こちらは基本プレイ無料で動画広告を視聴することでポイントが獲得できるF2Pモデルとなっているので、ぜひお気軽に試してみて下さい。