「Star Wars: Droid Repair Bay」は、映画「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」の公開時にプロモーション用にリリースされたHTC Vive/Oculusの各種VR HMD向けのVRコンテンツです…が、ジェダイは全く出てきません。というか普通の人間および宇宙人も登場せず、出てくるのはタイトルどおり本当にドロイドだけです。製作はもちろん映画本編を手掛けたルーカスフィルムとILMxLAB。
内容は、プレイヤーは反乱軍の戦艦に搭乗した整備士となり、修理担当のドロイドの指導のもと様々なタイプのドロイドの故障箇所を直すというもの。一応シミュレーションゲームの部類に入りますが、作業自体は簡単で誰でもすぐに慣れることができます。
この二足歩行のドロイドが修理部門の指導(?)ドロイド。コンテンツ内には台詞もテキストも一切なく、全てがドロイドが発する信号音と「矢印」で指示されます。プレイヤーが行う操作は、それに従いコントローラーのポインタを合わせてトリガーで選択するだけ。非常に簡単です。
一番最初の指示がでました!まずはこのレバーを動かしてリフトを稼働させるようです。
すると奥のゲートにいたドロイドが台まで運ばれてきました。取っ手をコントローラーで選択するとドロイドの”フタ”が空き、中のメカが露出。ここで赤くなっているところがガタが来ているパーツなので、これを取り外して…
青く発光する新品のパーツに取り替えます。たったこれだけで修理は完了!
しかし面白いのはここから。ドロイドはまるでペット動物のようにクルクル愛くるしく動き、コントローラーのポインタに反応して動き回り、タッチすると声(音?)を出して返事をしてくれます。
ポインタで誘導してルームランナーのような機械の上に乗せてちゃんと走行できるかテストすることもできます。
その後も様々なドロイドが修理に訪れますが、それぞれ外見や構造、中のパーツ、動き、声(音)が異なっており、みんなに個性があることが分かります。
ところが、何事もなく修理を続けていると…
突然敵襲!
敵襲の影響か、ドロイドの運搬用のリフトが突然下がって修理担当ドロイドを押しつぶしてしまいました。早く助けてあげないと!
そこで他の助手ドロイドがリフトの替えパーツを出してくれたので、大急ぎでそれに取り替えます。
するとリフトが正常に動作し、同時に敵襲も収まり一見落着。最後に修理担当ドロイドがお礼を言いに来てくれました。
本作は、先述のとおりセリフもテキストも一切ないという言語に頼らないコンテンツですが、UIが非常に分かりやすく、初見でも全く問題なくプレイできます。何よりドロイドのちょっとした動きやしぐさが超かわいい!そのアニメーションは、どことなくピクサー/ディズニー映画の「ウォーリー」を思わせました。まあ現在では「スター・ウォーズ」シリーズもディスニー傘下なので、何かしらの影響があるのかもしれません。
なお、最初に起動して最後までプレイすると、リワード(ご褒美)として作中に登場したドロイドたち全員の壁紙画像がもらえます。「スター・ウォーズ」ファンはぜひ試してみて下さい。
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