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【レポート】clusterの2年8か月の歩みを振り返る---バーチャルカンファレンス「cluster2.0~これまでとこれから~」レポート

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2018年10月17日(水)、VR空間内でイベントやライブを楽しめるソーシャルVRサービス「cluster」内にて、同サービスのこれまでの歩みを振り返りつつ、今後の展望を発表するバーチャルカンファレンス「cluster2.0~これまでとこれから~」が開催されました。

【レポート】clusterの2年8か月の歩みを振り返る---バーチャルカンファレンス「cluster2.0~これまでとこれから~」レポート

このイベントは、clusterを開発・運営するクラスター株式会社の代表取締役社長である加藤直人氏がアバター姿で登場し、clusterの正式リリース前からこれまでの活動内容の振り返り、“セカンドシーズン突入宣言”の今後の展開を直接ユーザーに披露するというもの。当初の予定ではYouTubeでもライブ配信が行われる予定でしたが、運悪く当日朝にYoutubeにて大規模な障害が発生してYouTube Liveにもつながらなくなり、急遽cluster内のみのスペシャルなイベントとなりました。

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左の水色の鳥のアバターが代表の加藤さんで、右にいるのがclusterの公式キャラクターのくらすたーちゃん。

【レポート】clusterの2年8か月の歩みを振り返る---バーチャルカンファレンス「cluster2.0~これまでとこれから~」レポート
まず最初に、今となっては貴重な姿となった最初に正式サービス開始前の「α版」のclusterが紹介されました。clusterのα版がローンチされたのは2016年2月。当時はまだ超アーリーアダプター向けにクローズドな状態で公開されていましたが、誰でもはいれるカオスな状態でサーバーは”張り子の虎”状態。しかし既に複数人が同じ空間にログインしてチャットをする「体験の種」はできていました。

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【レポート】clusterの2年8か月の歩みを振り返る---バーチャルカンファレンス「cluster2.0~これまでとこれから~」レポート
なお、α版にはあったのに正式リリース時に省かれた機能もありました。それは全天球画像を空間に反映させて複数人で閲覧できる機能と動画再生機能。この2つは正式リリース後にユーザーが増えた際、体験の質を保てるかどうか難しいという判断からなくなってしまいましたが、動画に関しては現在実装を準備中だそうです。
ちなみにクラスター社は、このα版ローンチから2か月後の2016年4月にシードラウンドにてSkyland VenturesとEast Venturesおよび個人投資家から総額約5,000万円の資金調達を実施しています。当時の空間内を記録した動画がまだYoutubeに残っていますが、デフォルトアバターのデザインが今とはちょっと違うのが確認できるでしょう。

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α版ローンチから1年4か月後の2017年6月、遂に正式版がリリースされます。上のスクリーンショットはリリース記念イベント時に撮影された記念写真ですが、実は500人以上もの参加者が殺到したためサーバーが不安定になり、開始からすぐに中止し後日仕切り直しをする”伝説回”となりました。
また、この正式版リリースに合わせ、エイベックス・ベンチャーズ株式会社、ユナイテッド株式会社、株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)、Skyland Venturesの4社と個人投資家を引受先とした総額約2億円の第三者割当増資を実施しています。

この正式版リリース以後、ユーザー個々が自分のルーム(空間)を作成し、そこで他のユーザーと交流したり、カンファレンスを中心としたイベントを開催したりと活動が活発になっていきますが、同年8月に現在のクラスター社の活動やVTuberムーヴメントの先駆けとも言うべきある企画が開催されます。

【レポート】clusterの2年8か月の歩みを振り返る---バーチャルカンファレンス「cluster2.0~これまでとこれから~」レポート
現在ではバーチャルアイドル「えのぐ」の活動で知られる「岩本町芸能社」の夏コミ連動イベントです。これはVRアイドル研究生と夏コミ来場者が空間内で直接会話している様子を誰でも入室可能な状態で一般公開するというもの。当時はまだ「バーチャルYoutuber」や「VTuber」といった言葉はまだ普及しておらず、ある意味ムーブメントを先取りし過ぎた企画で、空間内に人間型のオリジナルアバターが登場したのもこれが初の事例でした。

【レポート】夏コミと連動! 「岩本町芸能社」のアイドル研究生がcluster. に登場

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そして2018年4月、ついに一般ユーザーにもアバターデータのアップロード機能を開放。これにより多種多様なアバターが空間内に増え、他社が運営するVTuberが登場するイベントも開催されるようになりました。ここから先の同サービスの動向は既にご存知の方も多いでしょう。

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2018年8月には有料チケット販売機能のβ版を公開し、チケット販売から出演者、実際のライブまですべてが「バーチャル」で完結する、cluster初であり世界初でもある商業VRライプとして人気バーチャルYoutuberの輝夜月さんのワンマンライブ「輝夜 月 LIVE@Zepp VR」が行われました。

α版のローンチから現在までまだ2年8か月しか経っていないのが少々信じられないくらい様々なことがありましたが、同社では「終わりのない、さらなる良い体験」を目指す姿勢を表すため、今月サービス名称の「cluster.」から「.」を外して「cluster」 へと名称変更し、様々な希望が込められた新CIとともにセカンドシーズンを開始しました。

【レポート】clusterの2年8か月の歩みを振り返る---バーチャルカンファレンス「cluster2.0~これまでとこれから~」レポート
加藤さん曰く、cluster は「商業スペース」で、売り手が体験を提供し、それに対して買い手が対価を支払うバーチャルな経済圏を創出し、今後3年でバーチャルクリエイターが生活できる(稼げる)場にするのが目標とのこと。

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その手始めに、10月26~27日開催予定のハロウィンイベント「バーチャルハロウィン in cluster」よりギフティング機能「Vアイテム」を公開し…

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さらにその後もイベントを保存・追体験できる「アーカイブ機能」、Unityに依存しない形でデータをアップロードできる「ワールド構築機能」、常時開設している空間の入り口兼拠点の「ロビー機能」を実装する予定だそうです。これらが追加されたら、ユーザーの活動がさらに活発になり多様なコミュニティやムーブメントが生まれそうですね。

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直近の同社の予定としては、先述の10月26~27日開催予定のハロウィンイベント「バーチャルハロウィン in cluster」の開催が控えています。これはcluster初の視聴者参加型大規模イベントで、当日は人気バーチャルタレントも多数登場予定です。まずはこちらに参加して、新機能「Vアイテム」をチェックしてみては如何でしょうか(開催概要は過去エントリをご覧下さい)。

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