「A Night Sky」は、満天の星空に現れる一際明るい星々をつないで星座を作っていくVR点つなぎゲームです。VRゲームでありそうになかった「空を見上げてプレイする」スタイルが新鮮で、さらに星座を作った後に起こる様々な”イベント”も幻想的。ゲームとしては非常に簡単でシンプルですが、この景色と星空を眺めているだけでも癒されます。また直感的に操作できるので、子供向けの「VR布教コンテンツ」としてもピッタリでしょう。
ゲームの内容は、頭上に現れる星にコントローラーを合わせて適当に選択していくと、星と星が線でつながって星座になるというもの。しかし星座一種類につきそれぞれ異なるイベントが割り当てられており、星座を作るたびに空間上に”何か”が現れます。例えばこんな形の星座を作ると…
突然岩山の一つが変形し巨大なゴーレムが現れました。自分に近づいてくるゴーレムは迫力満点！
これは何の形だろう？と思ったら…
目の前に幻想的な赤い蝶の群れが出現しました。何が起こるかは星座を完成させないと分からないので、その意外性も楽しめます。
現れるのは生き物だけではありません。こんな船の星座を作ると…
どこからともなく突然二隻の空飛ぶ海賊船が現れ大砲で撃ち合いを始めました。やかて片方は負けて撃沈（？）し、残った一隻が自分めがけ大砲を撃ち込んでくるというダイナミックな演出もあり。
なんだこれ？と思ったら…
なんと巨大なドラゴン！先程の星座はドラゴンの頭だったんですね。自分の目の前をかすめて雄大に空を飛びまわりつつ花火を打ち上げるド派手な演出に度肝を抜かれます。
これは分かりやすい！そのまんまUFOですね。
ところがいくら空を見上げてもUFOは現れず？？？となってふと下を見たら、もの凄く小さいUFOが自分の周りを飛んでいました。このようにスケール感でもプレイヤーの裏をかいてきます。
もちろんVRゲームなので全方位が作り込まれており、ふと後ろを振り返ったら、これまで自分が出現させた星座とそれに相当するキャラクターがフィギュアになって置かれていました。
チュートリアルやナビゲーションなどは一切なく、全て自分で手探りでプレイしなければなりませんが、見てのとおり簡単なゲームなので直感でどうにかなります。ただ星座を作る際は、最初にどの星を選択するか、どの順番で星をつなげていくかである程度種類が決まってしまい、うっかり同じ星座を2度、3度と作りがちで「またこれかよ！」ということが結構ありました。なのでどの星をどう選べば何が出るかをよく覚えておかなければなりません。ある意味覚えゲーでもあります。
てっとり早く全ての演出を見たい時はアプリ内課金で開放することもできますが、ここは自力でがんばって探った方が面白いと思います。アプリ自体のダウンロードは無料なので、Oculus Goを持っている人は是非試してみて下さい。