株式会社商船三井が、ナーブ株式会社が展開するVRソリューションシステムを採用し、商船三井の次世代型自動車船FLEXIEシリーズ「BELUGA ACE」(竣工2018年3月)の船舶内部のパノラマ撮影を行う。
次世代型自動車船FLEXIEシリーズ「BELUGA ACE」は、小型車に換算して6,800台もの自動車を一度に輸送可能な大型輸送船。日本の工場で製造した自動車を海外に運んだり、世界各地の工場で製造した自動車を日本をはじめとする各地に運ぶため、世界的な自動車メーカー各社が利用している。
大型輸送船の竣工後は長期で航海するため、社員・顧客が訪船する機会が限られているほか、修理や改修といったメンテナンスが必要になるが、これまでは図面やデータによる確認に頼らざるを得ず、専門家以外にとってはハードルの高い行程となっていた。しかし今回、ナーブのVRソリューションによってパノラマ撮影することで、誰でも・いつでも・どこでも可視化された情報をバーチャルに体感できるようになり、遠く離れた場所でも船の構造や機器の配置を目視確認できるようになる。商船三井では、この仕組みを活用して同船の運航を担当する社員教育等にも活用していく予定だという。