「THE PATH TO LUMA」は、太陽光発電や風力発電といった自然エネルギーを駆使して不毛の惑星を緑豊かな惑星へと変化させていくスマートフォン向け謎解きパズルゲームです。どのギミックをどの順番で動かせばどんな効果が発動するのか?を考え、エネルギーを効率良く生み出すことで荒れ果てた土地が瞬く間に豊かな土地に変化する様子は劇的で美しく、ただパズルを解いてステージをクリアするだけではない達成感が味わえます。
ゲームの基本は非常にシンプル。主人公が荒れ果てた星々を一つずつ巡り、そこに残されたギミックをタップやスワイプで動かし、自然エネルギーを生み出してインフラを復活させ惑星を救済していきます。
一番最初の惑星はこんな場所。木々は立ち枯れ、黒煙や土埃が舞い上がり一目で荒廃していることが分かりますが、スライド式の橋がまだ動くようなので、まずはこれをスワイプで動かすことで主人公を移動させます。
橋をスライドさせて向こう岸へ渡ることができました。主人公は特定の場所に設置すると太陽光発電パネルになる便利な杖を持っており、まずはこれを使って発電してみます。台座に杖をセットした後に惑星をスワイプで動かし、杖のある場所を陽当たりの良いところに移動させると…
惑星の隅々に電気が行きわたり、瞬く間に緑豊かな惑星へと変化しました。これで復活成功です!
次の惑星は杖をセットする台座が二つあるようです。果たしてどんな順番でギミックを動かせばよいのでしょうか?
太陽光発電によりとりあえず一ヵ所緑が復活しましたが勿論これだけでは十分ではありません。杖は一度台座にセットした後もまたタップすることで主人公が引き抜き、持った状態でまた移動を始めます。
何度か試行錯誤を繰り返して復活成功!
次は氷と闇に閉ざされ凍り付いた惑星。ここからは太陽光発電をするだけでなく、発電によりバッテリーを充電し、それをあちこちに設置することで「扉」を開けるという新たな要素が加わります。
杖を刺す台座と充電ユニット、バッテリーのある場所に移動して…
太陽光発電でバッテリーをフル充電し、今度はそれを持って扉と連動したバッテリーユニットのところまで移動してバッテリーをセットします。
見事扉を開けて太陽光発電に成功!光が差し明るい惑星になりました。
次は道がいくつにも分岐し、進む方向によって扉の角度を変えなければならない惑星です。勿論角度を変えるには電気が必要。ということでまた太陽光発電でバッテリーを充電し、それを持ち運んでセットする作業をしますが、今度はどの道をどの順番で通るかを考える迷路的な要素も加わります。
扉の角度を変えるハンドルと連動したユニットにバッテリーをセットして扉を動かし、少しずつ惑星を蘇らせていきます。
順番と組み合わせを幾通りも試してやっとクリア!なんだかカラフルで派手な惑星になりました。
こうしてステージ(惑星)を進んでいくと次々と新しい自然エネルギーが登場します。ここは風力発電を蘇らせる惑星で、これまでは陽当たりの良い一部分に杖をかざして太陽光発電をしてきましたが、今度は風が吹いているところに風車を移動させて風力発電を行う必要があります。しかしギミックを発動させようにも道がふさがっていて主人公が移動できず、しかもここは風車があらかじめ固定されており、これ自体を動かすことはできません。では何を動かすかというと…
惑星そのもの。
なんとここ、レバーを陽当たりの良い場所に移動させることで星が真ん中でパカっと割れ、それぞれを180度回すことができるのです。なんかルービックキューブのようなギミックですね。
こうして惑星自体を動かして分断された道をつなげて…
主人公を風車のあるところまで移動させてギミック発動!
風で風車が動いて発電が始まり、惑星がよみがえりました!
これは太陽光発電によるバッテリー充電と風力発電の合わせ技を使って惑星を蘇らせるパターン。こうして進むごとにどんどんギミックが複雑になっていきます。
本作はバナー広告や動画広告も特になく、さらに課金要素もなくダウンロードも無料という完全なフリーゲームです。ゲームの内容を考えると、もしかしたらこれは教育目的の子供向けのシリアスゲームかもしれません。制限時間やスタミナなども一切なく、好きな時に好きなだけ自分のペースで進められる雰囲気の良いパズルゲームです。ステージを進むごとに難易度が高くなっていきますが、全20種類程度なので全ステージクリアもそれほど難しくないでしょう。全てプレイすると、再生可能エネルギーがいかにありがたく、また重要かが理解できます。