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【TOKYO SANDBOX 2018レポート】今回もVR出展多数!実際に試遊できたVRゲームレビュー

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インディーゲームフェス「TOKYO SANDBOX」は以前のイベントタイトル「東京インディーゲームフェス」(2015年開催)の頃よりVRゲームの出展申し込みがあり、現在ではもう「VRの出展があるのは当たり前」とすっかり定番化しているようです。今回はモーションコントローラーを使ったアクション要素の強いタイトルが並んでいたのが印象的でした。

■手裏剣・クナイ・刀を持ち替えて攻撃するアクションゲーム「手裏剣・忍者(仮)」
【TOKYO SANDBOX 2018レポート】今回もVR出展多数!実際に試遊できたVRゲームレビュー
VRZ_Projectの「手裏剣・忍者(仮)」は、プレイヤーが忍者となり、VR空間で敵のタイプに応じて手裏剣・クナイ・刀を召喚して戦うOculus Rift向け忍者アクションゲーム。自動で進むステージに現れる敵の忍者やスコアアイテムを撃破してポイントを稼いでいくという内容で、敵の種類や攻撃パターンに合わせて臨機応変に3種類の武器を切り替える判断力が問われます。

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この宙に浮いている扇がスコアアイテムで、このような動かない的には手裏剣やクナイを使います。敵忍者は、その場から動かずに攻撃してくる者、大凧に乗って高いところから攻撃してくるもの、こちら側に走って向かってくるものと様々で、基本的に遠くにいる敵には手裏剣とクナイを投げつけますが、狙ってちゃんと当てるのは結構大変でした。自分の近くまで来た敵は刀で斬りつけるのが確実ですが、瞬時に判断して切り替えるのも実際やってみるとなかなか難しかったです。しかもステージは自動的に進むので、取りこぼした敵と再び相まみえることは不可能。思わず「あ~~~もうちょっとだったのに!」と名残惜しい気分になりました。

■ドラゴンの背に乗り空を飛ぶロデオ連動型VRゲーム「ガンナーオブドラグーン」
【TOKYO SANDBOX 2018レポート】今回もVR出展多数!実際に試遊できたVRゲームレビュー
Circle Hydrangeaの「ガンナーオブドラグーン」は、フィットネス向けロデオマシーンの動きと連動した体感型のVRゲームで、ファンタジー世界でドラゴンの背に乗って大空を駆け巡る爽快感が味わえるタイトルでした。前方に小型扇風機が設置されていますが、ここから出てくる風がドラゴンの背の上で風を浴びる空気感を演出します。

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既にこのタイトルは日本国内のイベントだけでなくアメリカのAnimeExpo2017とGDC2018にも試遊出展されるなど海外進出を果たしています。これまではHTC Vive版が出展されていましたが、今回は画面が美しいと評判のサムスンのWindows MRヘッドマウントディスプレイ「Odyssey」が使われていました。

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ご覧下さいこの映像美!実際はロデオマシーンに乗っているだけで絶対に落ちることはないのに、こんな景色が眼前に広がっていると、本当に夕日に向かって飛ぶドラゴンの背に乗っているかのような気分になってきて”脳が騙されている”感覚が分かりました。なお、これはただドラゴンの背に乗って飛ぶだけでなく、左右から現れる敵と戦うアクション要素もあり、敵がこちらに向かって攻撃してきたり、逆に自分が乗っているドラゴンが敵に向かって火球を噴くといった迫力ある演出も楽しめました。

■歌詞を”叩いて”メロディを奏でられるVR音ゲー「SEIYA」
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株式会社WANDVの「VR RHYTHM ACTION SEIYA」は、リズムやメロディラインに合わせて決まった効果音が鳴るのではなく、実際にメロディを奏でることができ、「歌詞」そのものがノーツとして飛んでくる新感覚のVRリズムゲームです。

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ステージを斜めから見たところ。前方のスクリーンから星のオブジェクトと歌詞の文字がプレイヤーに向かって飛んできているのが見えますね。コントローラーで星を叩くと楽器の音が流れ、歌詞を叩くと歌が流れるという仕組みで、上手くコンボを続けるとメロディがスムーズに流れます。

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また、パンチの強さに応じてスコアがアップする仕組みもあり、リズムゲームでありながらエクササイズ的なコンテンツとしても楽しめます。というか本気になってプレイするとかなり二の腕にキます。現在同作はSteamにて1950円で配信されており(HTC Vive/Oculus Rift対応)、また星と歌詞を叩くのではなく剣で”斬る”「スラッシュモード」も開発中だそうです。

■腕を振って壁登りや大ジャンプもできるアクションVR「BE THE HERO」
【TOKYO SANDBOX 2018レポート】今回もVR出展多数!実際に試遊できたVRゲームレビュー
株式会社EXPVRの「BE THE HERO」は、プレイヤーが忍者ヒーローになって超高速で駆け抜けながら敵を倒していくシングルプレイVRアクションゲームです。Viveコントローラーで抜刀/納刀したり、抜刀した際に「シャキン!」と気持ちの良いSEが入ったりと、マンガ的なケレン味ある演出が印象的でした。

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これはフィールドを走って移動しているところ。このように集中線が入るのも”いかにも”なマンガ的表現ですが、面白かったのが、腕を実際に走る時のように前後に振ることで高速で移動できるという操作方法。早く振れば振るほど早く走ることができ、そのまま体の向きを変えることで方向転換したりジグザグに走ることも可能で、足を全く動かしていないにも関わらず本当に走っているかのような浮遊感と疾走感を味わえました。

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さらに抜刀した状態でコントローラーを振ることでフィールド上に出現する敵をバッサバッサと斬り倒したり、腕を上下に振ることで垂直の崖を登る「壁登り」ができたり、さらに二段ジャンプをし続けることで遥か上空まで飛び上がったりと、実際に腕を振ることによってできるアクションが非常に多く、簡単な操作方法で大胆な動きと視点移動が楽しめました。EXPVRでは同作のプロトタイプ版を無料配信しており(配信ページはこちら)、またSteam(HTC Vive/Oculus Rift/ Windows MR対応)にて早期アクセスもスタートしています。Steam Storeページはこちら

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