やってみた コラム

【やってみた】ゾンビなのにスタイリッシュ! ドラマ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の公式ゲーム「FEAR THE WALKIND DEAD: DEAD RUN」

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【やってみた】ゾンビなのにスタイリッシュ! ドラマ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の公式ゲーム「FEAR THE WALKIND DEAD: DEAD RUN」

「FEAR THE WALKIND DEAD: DEAD RUN」は、アメリカの大人気ドラマ「ウォーキング・デッド」シリーズの前日譚を描いたスピンオフドラマ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の公式スマートフォン向けランニングアクションゲームです。しかしご覧の通りグラフィックは白黒のモノクロで一切の色彩がなく、全てが光と影によって表現されています(もちろん原作ドラマはフルカラー)。なぜドラマの公式ゲームがモノクロに?と一瞬不思議に思いますが、よく考えるとこれはなかなか賢い作戦です。だってモノクロになればゾンビ(ウォーキング・デッドの世界では”ウォーカー”)の血の色もグロ表現もぜんぜん関係ないから。よくホラー系のゲームで血の色が赤ではなく緑や紫になっているものがありますが、あれはレーティング審査を考慮してのこと。しかしキャラクターもゾンビも全部真っ黒にしてしまえば血もグロい描写も見えなくなるので審査が通りやすい!おまけにスプラッターやホラーが苦手なプレイヤーも楽しめます。開発者マジ天才!

【やってみた】ゾンビなのにスタイリッシュ! ドラマ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の公式ゲーム「FEAR THE WALKIND DEAD: DEAD RUN」
本作はウォーカーと戦いながら走り続けるランニングアクションゲームで、画面左下にある体力ゲージが0になるとゲームオーバーになってしまいます。途中途中に行く手を阻むウォーカーが現れるので、画面右下に表示されている武器をタップで切り替え、さらに撃ちたいウォーカーをタップで指定して撃ち殺していきます。ただし銃器・火器にはそれぞれ特徴があり、また弾丸が尽きたり、次の弾丸をロードする時間が必要だったりと何気に表現が細かく、景気良くバンバン撃ちまくっているとすぐに弾丸が底をついてしまいます。体力ゲージが減った時は救急箱をタップしてある程度回復できますが、これも数に限りがあるので使うタイミングを見計らうことが必要です。

【やってみた】ゾンビなのにスタイリッシュ! ドラマ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の公式ゲーム「FEAR THE WALKIND DEAD: DEAD RUN」
ゲームには、どこまで進めるか距離を競うサバイバルモードと、ドラマのストーリーを追体験できるエピソードモードの2種類があります。

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サバイバルモードの最初の主人公はドラマでもお馴染みのヤク中のニック。初期状態で持てる武器は拳銃とショットガン、鉄パイプの3つで、これらはゲームを何度もプレイしてゲーム内通貨を貯めることでアップグレードすることができます。

【やってみた】ゾンビなのにスタイリッシュ! ドラマ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の公式ゲーム「FEAR THE WALKIND DEAD: DEAD RUN」
ゾンビアポカリプスでパニック状態になったロサンゼルスをひた走るニック。銃撃が間に合わずウォーカーが近くに来てしまった場合は鉄パイプでボコボコにします。

【やってみた】ゾンビなのにスタイリッシュ! ドラマ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の公式ゲーム「FEAR THE WALKIND DEAD: DEAD RUN」
ウォーカーは後ろからも迫ってくるので後方にも注意を払わなければなりません。

【やってみた】ゾンビなのにスタイリッシュ! ドラマ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の公式ゲーム「FEAR THE WALKIND DEAD: DEAD RUN」
ステージは横スクロールだけでなく突然角を曲がって進行方向が変わったり、路地に入り込んだり、ウォーカーに囲まれると引きの絵になったりとカメラワークが目まぐるしく切り替わり、ゾンビアポカリプスに陥ったロサンゼルスの混乱状態がステージとシチュエーションの変化によって表現されます。

【やってみた】ゾンビなのにスタイリッシュ! ドラマ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の公式ゲーム「FEAR THE WALKIND DEAD: DEAD RUN」
また、モノクロなのに”空気感”の表現が秀逸で、黒・白・グレイのみでキャラクター、ウォーカー、空、道路、建物、街灯の光、太陽光、パトランプ、炎、煙などの質感の違いが分かるように描かれており、混沌としつつも全体的にスタイリッシュな印象のゲームになっています。

【やってみた】ゾンビなのにスタイリッシュ! ドラマ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の公式ゲーム「FEAR THE WALKIND DEAD: DEAD RUN」
残念!235.4メートル進んだところでウォーカーに捕まって体力ゲージが0になってしまいました。サバイバルモードでは進んだ距離に応じてゲーム内通貨を入手できます。

【やってみた】ゾンビなのにスタイリッシュ! ドラマ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の公式ゲーム「FEAR THE WALKIND DEAD: DEAD RUN」
こうして貯めたゲーム内通貨で武器をアップグレードしつつ弾丸を補充し新記録に挑みます。

【やってみた】ゾンビなのにスタイリッシュ! ドラマ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の公式ゲーム「FEAR THE WALKIND DEAD: DEAD RUN」
またミッションも出題され、それをクリアするごとに新しい武器やキャラクターを使用できるようになります。

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便利機能(ブースト)もあり。お金に余裕があったらこれらを活用するのもアリでしょう。

【やってみた】ゾンビなのにスタイリッシュ! ドラマ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の公式ゲーム「FEAR THE WALKIND DEAD: DEAD RUN」
こちらはドラマを追体験できるエピソードモードで、サバイバルモードとはキャラクターも武器も異なり完全に切り離されています。特徴は、体力ゲージを回復させる救急箱がなく、とにかくゴール目指して突っ走るしかないこと。

【やってみた】ゾンビなのにスタイリッシュ! ドラマ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の公式ゲーム「FEAR THE WALKIND DEAD: DEAD RUN」
最初にプロローグのアニメーションが再生されますが、これがゾンビゲーだということを一瞬忘れてしまうくらいの映像美です。この光の表現とか凄くないですか?

【やってみた】ゾンビなのにスタイリッシュ! ドラマ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の公式ゲーム「FEAR THE WALKIND DEAD: DEAD RUN」
エピソード1で使える武器は拳銃(リボルバー)、ライフル、火炎瓶の3種類ですが、銃2丁はローディング時間が必要で、火炎瓶は1つしかなく、使いどころをよく考えないとゴールまではとても保ちそうにありません。ゴールまでの距離は画面上のゲージで示されます。

【やってみた】ゾンビなのにスタイリッシュ! ドラマ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の公式ゲーム「FEAR THE WALKIND DEAD: DEAD RUN」
とにかく武器は温存してやり過ごせそうなところはさっさと駆け抜ける!

【やってみた】ゾンビなのにスタイリッシュ! ドラマ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の公式ゲーム「FEAR THE WALKIND DEAD: DEAD RUN」
明らかにこちらに来そうなウォーカーがいたら即撃つ!でも拳銃の場合は2~3発撃ち込まないと死んでくれません。

【やってみた】ゾンビなのにスタイリッシュ! ドラマ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の公式ゲーム「FEAR THE WALKIND DEAD: DEAD RUN」
室内に入ると視界が悪くなり、おまけに手前に見えるオブジェクトや柱が目隠しをしてきます。不意に近づいてくるウォーカーが見えなくなるのでこれはかなり危険!

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ライフル/ショットガンは一発でウォーカーを仕留められますが、その代わり狙いを定める必要があるので進む速度が遅くなり、ウォーカーに追いつかれる危険も増します。

【やってみた】ゾンビなのにスタイリッシュ! ドラマ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の公式ゲーム「FEAR THE WALKIND DEAD: DEAD RUN」
それにしても室内の表現もいちいちクール!廃墟と化した教会の中、窓から差し込む光に浮かび上がる十字架…この作風はもしかしたらデンマークのPlaydeadの傑作インディーゲーム「LIMBO」の影響もあるかもしれません。

【やってみた】ゾンビなのにスタイリッシュ! ドラマ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の公式ゲーム「FEAR THE WALKIND DEAD: DEAD RUN」
退廃美溢れるステージの中でウォーカーに囲まれる絶望的な状況というちぐはぐさ。この雰囲気ゲー的なグラフィックとゾンビとの意外な組み合わせが本作の魅力なのでしょう。

本作はもちろん原作の「ウォーキング・デッド」シリーズおよび「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」を知っているとより楽しめますが、ドラマを観ていない人でもプレイに全く問題はありません。むしろゾンビ映画やドラマなんか見ないしゾンビゲーもプレイしないという人でもこのスタイリッシュな見た目が気に入るかもしれません。雰囲気ゲーとしてオススメです。

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