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ネクソン、「アラド戦記」の中国における知的財産権侵害について進捗状況を発表

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ネクソン、「アラド戦記」の中国における知的財産権侵害について進捗状況を発表

株式会社ネクソンが、同社の人気PCオンラインゲーム「アラド戦記」の中国における知的財産権侵害への対応について進捗状況をh発表した。

「アラド戦記」はネクソンが運営するMORPG。2005年8月に韓国で、2006年に日本で、2007年中国でサービスを開始し、全世界4億ユーザーを突破する人気タイトルで、中国では最高同時接続者数500万人を記録した。
ネクソンと同社連結子会社のNeopleは、「アラド戦記」の中国での提供に於いてテンセントと独占契約を締結しており、同社以外のいかなる中国企業にも同タイトルの知的財産権の使用許諾はしていないが、キャラクター、階級、スキル、アイコン、描写、アイテム、属性、モンスター形態、背景、マップなどの基本要素と構成が「アラド戦記」と酷似している「阿拉德之怒」という類似ゲームが配信されているという。
そこでテンセントでは「阿拉德之怒」を許可なしに開発・配信している疑いのある下記4社に対し、著作権侵害及び不正競争行為の中断を求める仮処分を中級人民法院に申し立て、その結果、2017年12月28日にその訴えが認められ、該当4社は「阿拉德之怒」の開発・配信に関わる行為を直ちに中断することを命ぜられたとのこと。
ネクソンでは、こうした違法行為に対して引き続き断固たる姿勢で可能な限りの措置を講ずるとともに、プレイヤーにも違法ゲームタイトルへの注意喚起を行っていくとしている。

【『阿拉德之怒』の開発・配信に関わる4社】
上海恺英网络科技有限公司
上海挚娜网络科技有限公司
浙江上士网络科技有限公司
长沙七丽网络科技有限公司

【中級人民法院の判決内容】
「中華人民共和国不正競争防止法」第2条及び「中華人民共和国民事訴訟法」第100条、第108条、第154条第1項(4)号の規定に基づき、『阿拉德之怒』に関するサービスを中止し、ゲームのダウンロード、配信、運営、広報に関連するあらゆる行為を直ちに中断しなければならない。

【判決理由】
-ネクソンの連結子会社ネオプル・インクは、テンセント以外のいかなる中国企業にも『アラド戦記』の知的財産権の使用許諾はしていない。
-『阿拉德之怒』のキャラクター、階級、スキル、アイコン、描写、アイテム、属性、モンスター形態、背景、マップなどの基本要素と構成が『アラド戦記』と酷似している。
-消費者に『阿拉德之怒』が『アラド戦記』のモバイル版だと誤解させるような行為は「中華人民共和国不正競争防止法」第2条に抵触する。

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