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【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その1)

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以前の記事でも何度か書いていますが、今フィンランドはVR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)といった「XR」分野が非常にアツいです。フィンランドVR協会が最近発表した調査レポートによれば、現在同国内には100社以上のXR系企業が存在し、XR市場も1年で4倍以上に急成長(過去記事はこちら)しているとのこと。当然今回のSlushにも同国内を拠点とするXR系スタートアップが多数出展し、加えて国外からもXR系企業が参戦したため結果的にゲームショウ並みにXR系デモが林立する状態となっていました。ちなみに私は時間が許す限り実際にデモを体験してみましたが、HMDのかぶり過ぎで眼鏡のフレームのツルが歪みました。日本からはXR系のブース出展こそありませんでしたが、株式会社gumi代表の国光宏尚さんと株式会社グリー取締役の荒木英士さんによる対談「What’s Interesting in AR/VR now?」が行われ立ち見が出るほどの人気セッションとなりました。やはり来場者もXR系のネタに興味があったのでしょう。

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その1)
毎回巨大ブースを出展しているGoogleは今回VRデモのみに特化。それぞれを体験するにはブースの受付で予約しなければならず、各日ともすぐにいっぱいになってしまう人気ぶりでした。まるで東京ゲームショウみたい。

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その1)
一方MicrosoftはMRに特化。ブース内に多数のHoloLensを用意しそれぞれで異なるデモを披露していました。こちらは予約なしでその場ですぐ体験できたものの、常に誰かが試している状態で大忙しのようでした。

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【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その1)
サムスンといったらもちろんGear VRです。ブース名自体は「SAMSUNG Innovators' cafe」ですが(実際無料のコーヒーが振舞われました)、中には同社のパートナー企業のミニブースがぎっしりで、その出展のほとんどがGear VR向けのコンテンツ。一つ一つ体験していたらあっという間に時間が過ぎてしまいます。

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【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その1)
フィンランド・オウル市の産業支援公社のビジネスオウルのブースにも街を紹介するコンテンツが見られるモバイルVRゴーグルがありました(オウル市についての過去記事はこちら)。オウル市は同国内でも特にICTとゲームに強い街で、市内に拠点を置くスタートアップが共同でブースを出展していました。毎年2月には凍った川に入りながらプレゼンするクレイジーなピッチコンテスト「Polar Bear Pitching」も開催されており(過去記事はこちら)、やはりモバイルVRゴーグルとブース内の大型モニターで猛アピールしていました。いのちだいじに。

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その1)
Leap Motionも今回Slushに参戦。同社が開発・提供するデバイスは、赤外線センサーにより手の位置や指の動きをトラッキングしてPCの画面に反映させる”手の動きで操作できる””コントローラーとして知られています。これはもともとゲーム操作などPCを直感的に利用することを想定したデバイスでしたが、同社はVRに特化したフレームワーク「Orion」をリリースしVR HMDにも対応を開始しました。

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その1)

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その1)

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その1)
ブースでは、VR空間内で手の動きだけで様々な形のブロックを出現させて触って遊べるデモ「Blocks」をプレイすることができました。これはHMDをかぶるとすぐに空間内に自分の両手が現れ、好きな形・色・サイズのブロックを作って掴んだり、放り投げたり、積み上げたり、浮かせたりできるというもの。両手の指で輪っかを作って広げてサイズを決め、手を裏返すことでパレットを出して色と形を変更し、好きなだけブロックを作ることができる体験は魔法使いか何かになったかのようです。VRコントローラーは既に各社のHMDごとに存在していますが、手に全く何も持たず、手そのものの動きだけでVR空間内のオブジェクトを操作できるのはやはり近未来的でワクワクしました。

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その1)
VirtualTravellerは、ヘルシンキに拠点を置くスタートアップの1 Enormous Elephantが運営する、サムスンの360°カメラ「Galaxy Gear 360」を使って様々な観光地の4K動画を撮影しWebとモバイル向けVRアプリ(iOS/Android)で提供するサービスです。フィンランドの観光地を紹介するコンテンツが多かったですが、中には同国の人気Youtuberが東京観光するオリジナルコンテンツもありました。

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その1)
コンテンツは自社のみで製作しているのではなく、「Galaxy Gear 360」を持っている旅行者にパートナー登録してもらい、旅行先のVR動画レポートをサービス上で公開してもらうシステムを採用しているそうです。登録料は無料で、投稿したVR動画の視聴回数が一定以上を超えると、パートナー旅行者は特典としてFinnairとOne Worldのポイントを獲得することができます。

【Slush 17レポート】どのエリアを歩いてもXRだらけ! Slushで見かけたXR系ブースのレポート(その1)
なお、ブースでコンテンツを体験した来場者にはオリジナルの簡易モバイルVRゴーグルがプレゼントされました。

この他にもたくさんのXR系企業のブースがあったので何回かに分けてご紹介します。どうぞお楽しみに!

Slush 17全レポート記事はこちらから
2017年フィンランド渡航に関する記事はこちらから

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