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【レポート】どこを見てもセンスの塊! デジタルプロダクト開発スタジオ「Reaktor」の新社屋ツアー

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先にレポートしたアールト大学の「Design Factory」と「Startup Sauna」の見学会のちょうど後、デジタルプロダクト開発スタジオのReaktorが主催する昼食会&新社屋ツアーが開催されたので参加してきました。

【レポート】壮大な教育の公開実験場---アールト大学の「Design Factory」と「Startup Sauna」を見てきた

【レポート】どこを見てもセンスの塊! デジタルプロダクト開発スタジオ「Reaktor」の新社屋ツアー
イケアの店内ではありません。社屋です。

Reaktorは2000年にフィンランド・ヘルシンキに設立された、UI/UXデザインからソフトウェア開発、ソリューション構築と、デジタルなクリエイティブを一通りなんでもこなしてしまう凄い開発会社です。FinnairやNokia、ナスダック、パナソニックなどの名だたる大企業をクライアントに持ち、2014年にはReaktor Japanを設立し日本市場にも進出。2016年の「Slush Asia(現:Slush Tokyo)」では、イベント内イベントとして人気キャラクターの「ムーミン」を使用した子供向けのプログラミング教室「Moomin Coding School」を開催しました。

今回のツアーは、社外の人も参加可能な食事会をしつつ、10月にヘルシンキ大聖堂の近所という一等地に移転したばかりの同社の新社屋を見学するというもの。もともと同社は以前の社屋の中にもサウナを持っており、社外の人も含め誰でも社内サウナに入りに来て飲んだり食べたりしてもいい「サウナの日」を設けています。もちろんこの新社屋にも広いサウナがあり、Slushの開催に合わせて夕方にサウナパーティも開催したそうです。

【レポート】どこを見てもセンスの塊! デジタルプロダクト開発スタジオ「Reaktor」の新社屋ツアー

【レポート】どこを見てもセンスの塊! デジタルプロダクト開発スタジオ「Reaktor」の新社屋ツアー

【レポート】どこを見てもセンスの塊! デジタルプロダクト開発スタジオ「Reaktor」の新社屋ツアー
こちらが同社のエントランス。床、壁、天井が全て木造で、入った瞬間に杉材の良い香りがします。

【レポート】どこを見てもセンスの塊! デジタルプロダクト開発スタジオ「Reaktor」の新社屋ツアー
とは言え、やはり木材の使い方が日本ではあまり見かけないような独特の手法で、細かく観察すると何気に興味深いです。例えば、床と階段には輪切りにされた角材がタイルのように敷き詰められており、年輪のカーブを”柄”として見せるデザインになっています。この発想はありそうでなかなか無いかも。

【レポート】どこを見てもセンスの塊! デジタルプロダクト開発スタジオ「Reaktor」の新社屋ツアー
「サウナの日」を設けるくらいオープンな企業なので、新社屋のスペースは学生や一般の人にも開放されており、この日は一階でセミナーが行われていました。ニス以外全く塗装されていない壁なのでセミナー時はプロジェクターのスクリーン代わりになるってシンプルかつ機能的な設計ですね。

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エレベーターで上の階に上がると、そこには螺旋階段に観葉植物、北欧家具という「お洒落」を絵に描いて額に飾ったようなスタイリッシュな空間が広がっていました。

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パッと見「家具屋のショールームかな?」といった雰囲気ですが、ここは社外の人と打ち合わせなどをするミーティングスペースで…

【レポート】どこを見てもセンスの塊! デジタルプロダクト開発スタジオ「Reaktor」の新社屋ツアー
すぐ近くにはアイランドキッチンまであり、ここで美味しいコーヒーを炒れて飲みながらミーティングができるようになっています。もうどこを見回してもセンスの塊でインスタ映えしまくりな社屋ですが、ただむやみやたらにお洒落にしているのではなく、「オープンでクリエイティブな環境でなければ良いミーティングはできない」という同社の考えを反映した設計なのだとか。ここで気付いたのは、この考えが先に訪問したアールト大学の「Design Factory」と「Startup Sauna」の方針と同じだということ。おそらく「オープンであること」「クリエイティブであること」は、アールト大学云々、Reaktor云々を超え、フィンランドという国が持つ哲学なのかもしれません。

【レポート】どこを見てもセンスの塊! デジタルプロダクト開発スタジオ「Reaktor」の新社屋ツアー
ちなみにこのツアーは昼食も含めて参加費は無料。参加者はSlushに合わせて渡フィンしてきた日本人が大半で、Reaktorの取引先でもなんでもないのにガッツリご馳走になってしまいました。本当にオープンな社風なんですね。ご馳走様でした!

2017年フィンランド渡航に関する記事はこちらから

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