株式会社クオンが、2017年9月末日に同社が各種メッセージングアプリ向けに提供しているスタンプの累計ダウンロード数が全世界合計で20億件を突破したと発表した。
クオンは2011年にスマートフォン向けメッセージアプリ事業に参入し、メッセージ内で頻繁に使われるスタンプに注目。 スタンプが言語を超えて利用される非言語グローバルコンテンツであり、キャラクタービジネスに於けるユーザーの新しい接点だと捉え、2012年から積極的に国内外の主要メッセージアプリへ自社開発したキャラクターのスタンプを提供してきた。スタンプを提供している主なメッセージアプリは、アメリカのFacebook Messenger(日本企業初の提携)、中国のWeChat(日本企業初の提携)、LINE、Kakao Talk、カナダのKik Messengerなど。
20億ダウンロードのうち、有料スタンプでは50%超、無料スタンプでは99%超が日本以外の国のユーザー比率となっているのが特徴とのこと。同社では2016年よりライセンスビジネス(グッズ化、映像化、ゲーム化、企業キャンペーン利用等)を国内外で本格的に展開しており、既に50社を超えるライセンスパートナーと事業提携を締結。海外での人気が高いキャラクターを多数保有するため、日本企業による外国人観光客向けのインバウンド施策で広く活用されているという。2017年8月には韓国の独占パートナー会社である K VISION inc.がベタックマのグッズ専門店をオープンしたほか、2017年11月からは香港のショッピングモールと同社キャラクターのコラボキャンペーンが決定しており、2018年春には台湾でも専門店やカフェなどの展開を予定している。
今後同社ではスタンプだけではなく、動画メディアやVR/ARメディア向けのキャラクターコンテンツのリリースも行うとしている。