イベントレポート レポート

【TGS2017】プレイヤーキャラが全員魔法使い 魔法を使い分けて敵と戦う協力アクションRPG「Nine Parchments」

投稿日:

【TGS2017】プレイヤーキャラが全員魔法使い 魔法を使い分けて敵と戦う協力アクションRPG「Nine Parchments」

フィンランド・ヘルシンキを拠点とし、日本向けにも配信されているパズル系アクションゲーム「Trine」シリーズの開発で知られるゲームディベロッパーのFrozenbyteが、東京ゲームショウ2017のインディーゲームコーナーにて同社の最新作となるアクションRPG「Nine Parchments」をプレイアブル出展していました。
ちなみに私、10年ちょっと前に同社のPC向けトップビュー・アクションシューティングゲーム「Shadowgrounds」を購入したことがあり、「Nine Parchments」も同作と同じく斜め見下ろし視点で挙動もなんとなく似ていたため気になって足を止めたのでした。この「Shadowgrounds」はBGMが無茶苦茶カッコ良いタイトルなのですが、作曲を担当したゲームコンポーザーのAri Pulkkinenさんは後にRovioの大ヒットシリーズ「Angry Birds」のテーマ曲を担当し、各国のゲームミュージックアワードを獲りまくった人でもあります。世の中狭い!Pulkkinenさんの作品はSoundcloudでも聴くことができます。

【TGS2017】プレイヤーキャラが全員魔法使い 魔法を使い分けて敵と戦う協力アクションRPG「Nine Parchments」

【TGS2017】プレイヤーキャラが全員魔法使い 魔法を使い分けて敵と戦う協力アクションRPG「Nine Parchments」

【TGS2017】プレイヤーキャラが全員魔法使い 魔法を使い分けて敵と戦う協力アクションRPG「Nine Parchments」

「Nine Parchments」は、プレイヤーキャラが全員魔法使い見習いなのが特徴の魔法てんこ盛りなアクションRPGです。普通RPGのパーティはいろいろなジョブのキャラクターによって構成されるものですが、本作は(最大)4人全員魔法使い!キャラクターごとに使える魔法が違うとか持っているアイテムが違うといった個人差はありますが、基本的には皆何かしらの魔法を発動して敵と戦います。この東京ゲームショウ2017版では2人プレイを試すことができました。

【TGS2017】プレイヤーキャラが全員魔法使い 魔法を使い分けて敵と戦う協力アクションRPG「Nine Parchments」

【TGS2017】プレイヤーキャラが全員魔法使い 魔法を使い分けて敵と戦う協力アクションRPG「Nine Parchments」

ストーリーは、卒業まで9年かかる魔法アカデミーで、早くも2年目にして耐えきれなくなったダメ魔法使い見習いが、飛び級卒業するために必要な「9つの羊皮紙」をさっさと探求に出かけてしまう…というちょっとおバカなもの。具体的なゲームの内容は、フィールドを歩き回って四方八方から出現する敵を片っ端から魔法でなぎ倒していくアクションシューティングに近いシステム。一応手持ち武器を持っているキャラクターは物理攻撃も可能ですが、如何せんリーチが短いので攻撃を与えるよりも受けてしまう方が多く、あまり有効ではありません。獲得した魔法で遠距離攻撃して間合いを稼ぎ、攻撃を受けた場合は回復を待ち、瞬時に移動できる「テレポート」でこまめに動いて敵を倒していくというのが本作の流れです。面白いのは、敵の属性によって魔法の属性を切り替えられること。普通「属性」とは敵にせよ自軍にせよキャラクターに固定されているものですが、本作では炎系の敵が現れたら水系の魔法で攻撃し、水系の敵には炎系の魔法…と切り替えることができるのです。この”切り替え”システムでは、状況によってそれぞれスキルが異なるキャラクターを切り替えて進む同社の「Trine」シリーズを思い出してしまいましたが、本作と「Trine」の世界観は共通しており、グラフィックのテイストも似ているのだそうです。

なお、冒険の過程で新しい魔法を習得したり、帽子や杖などのアイテムを集めたり、レベルを上げてキャラクターを自分好みに強化したりといった基本的なRPGの要素も盛り込まれているほか、プレイヤー同士で発動する魔法を混合し様々なコンビネーションを作り出すこともできます。ただし設定が魔法使い”見習い”なので、強力な魔法で敵を倒したかと思えば、仲間にまで被害を及ぼすような効果を生み出すこともあるという「同士撃ち」をやらかす危険もあるとのこと。その危なっかしさもまた本作の魅力なのでしょう。「Nine Parchments」は2017年内にSteam(PC)、Play Station 4、Xbox One、Nintendo Switch向けにリリース予定です。

-イベントレポート, レポート
-, , , ,

Copyright© vsmedia , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.