いろいろな仮想空間にログインしてみた コラム

第45回 VR HMDとスマホのどちらでも利用可能なカジュアルなソーシャルVRサービス「vTime」

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現在、ソーシャルVRと呼ばれるサービスは国内外で約10種類くらいありますが、その中でもこの「vTime」は最もお手軽かつシンプルなサービスです。

第45回 VR HMDとスマホのどちらでも利用可能なカジュアルなソーシャルVRサービス「vTime」

vTimeはイギリスに拠点を置くStarshipが2015年8月より提供しているソーシャルVRサービスです。ユーザーは自分のアバターを設定して様々なシチュエーションのチャットルームで他のユーザーとボイスチャットをしたり、友達申請・登録やメッセージ送受信ができます。まあよくあるグループチャット対応の3D仮想空間ではあるのですが、驚くべきはその対応プラットフォーム。なんとOculus Rift、Gear VR、Google Cardboard、Google Daydream、iOS、Androidに対応しているのです。本格的にVR HMDでログインしてもよし、手軽にモバイルVRゴーグルでログインしてもよし、VRガジェットを何一つ持っていない人はそのままスマホ画面からログインしてもよしという万能さ。これって3D仮想空間の理想的な姿のような気がします。かつてSecond Lifeをはじめとする多くの3D仮想空間が失速した理由の一つが「ハイエンドPCが無けれは利用できない」ことでしたから。なお、どのプラットフォームからログインしてもユーザーはみんな繋がっており、普通にチャットしたり友達申請もできます。

第45回 VR HMDとスマホのどちらでも利用可能なカジュアルなソーシャルVRサービス「vTime」
ということで、今回は最も手軽なスマホ版でログインしてみました。最初にアプリを起動すると、こんな豪華な大広間っぽいところの真ん中に置かれた椅子の上に降り立ちます。なんとなくBGMもかかっていて雰囲気は良さげ。

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ここからユーザー登録作業に移ります。とは言っても必要なのはメールアドレスの登録のみ。

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アプリ内から自分のメールアドレスを打ち込むとその直後に確認メールが届き、そこに記載されているURLよりユーザー名と生年月日、パスワードを入力して本登録完了となります。

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その後にもう一度アプリに戻ると、次は自分のアバター設定に移ります。

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出た!海外の3D仮想空間あるある「どのアバターを選んでも超ブサイク」。感情移入がまるでできない!

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あらかじめ設定されているアバターから自分に一番近いもの(または好きなもの)を選択し、それをもとに細かく設定していくと楽にカスタムできます。最初から老人アバターが用意されているあたりに、幅広い年齢層を対象にしたサービスであることが伺えます。

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とりあえずアジア人のアバターを選択してみたところ。それにしてもブサイク。面倒な場合は選択したデフォルトアバターをそのまま使うこともできますが、服装やアクセサリーといった服飾アイテムも数種類用意されているので、せっかくなので着せ替えた方がよいでしょう。

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まず全体的な体型を変更。やせ形でもデブでもその中間でもOKで肩幅や背丈の違いなど24種類の体型が用意されています。

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何気に便利なのは、画面ドラッグで顔の向きを動かし、画面左上のアイコンから体の向きを変えることができること。体型や顔パーツは様々な角度から見て確認したいですからね。

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あと顔は全体的な印象を「年齢」で変えることができ、年齢が高くなるほど顔全体が下にたるんでいきます。やはり高齢者の利用も想定しているのでしょう。

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髪型にあらかじめバーコードハゲが用意されているのは何か悪意があってのことでしょうか?

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顔パーツの組み合わせ次第では「こち亀」の両さんも作れそうです。

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アバターの体と顔の設定が完了したら、後は服飾アイテムとアクセサリーを加えていきます。

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アバター設定が全て終わったら、最後に証明写真のようなものを撮影して完了です。

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それではいよいよチャットルームへ出発!各機能を利用するには、画面右上にあるボール状のアイコンをタップするとメニューが展開します。アバターはいつでも編集可能で、メニューから「Avatar」を選択すれば顔を変えたり服飾アイテムを着せ替えたりできます。

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チャットルームへ移動するにはメニューから「Destinations」を選択。チャットルームはいわゆる「部屋」とは限らず、大自然の中や洞窟の中、氷河の上など多種多様です。その中から好きなものを選択すると…

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即ワープ!ここは川の中に突き出ている石の上に座ってチャットできるルームで、川のせせらぎや風の音などの環境音も聞こえてきて実にのどかな風景です。スマホ版でこの画質って結構良くないですか?

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頭上には鳥が飛び…

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足元には魚が泳いでいます。

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画面中央をタップ(VRモードでは視点を合わせる)すると、アバターのモーションを発動させるアイコンが表示されます。その数全16種類とラインナップも豊富。

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これは拍手で…

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これはハート。お喋りしながらこのようにアバターを動かしたらコミュニケーションがさらに楽しくなりそうです。

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ほかにも”ルーム”ではないチャットルームがたくさん用意されています。ここはチャイナタウンの一角なんですが、夜間で雨が降っているのはやはり映画「ブレード・ランナー」の影響ですかね?

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ここは北極圏の風景。オーロラも見えます。

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ここは豪華列車の中。ちゃんと外の風景が動いているので本当に走っている列車の中にいるかのうような気分が味わえます。

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これは海底に沈んだ海賊船の上。宝箱があるのが良い感じです。

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最後の方に「360°Gallery」というチャットルームがあり、選択してみたら他のユーザーが投稿した360°写真をチャットルームのテクスチャに適用できるライブラリーでした。vTimeは2016年5月にユーザーが用意した360度画像やパノラマ画像、2D画像をVR空間内に適用できる機能を追加しました。

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実際に適用するとこんな感じ。もちろん360°自由に見回すことができます。残念ながらvTimeには空間内を歩き回る機能はありませんが、実際にVR空間の中で360度画像を見ながらお喋りできるのは非常に面白いです。ただ画像を見るだけならモバイルVRゴーグルでも可能ですが、そこに「アバター」と「ソーシャル」が加わることで、みんなで画像の”中”で同時にあーだこーだ話せる楽しさも加わります。

ただ空間に置かれた椅子に座って喋るだけ…という実にシンプルなソーシャルVRサービスですが、カジュアルにソーシャルVRを試してみたい人や、ちょっとVR空間でコミュニケーションしてみたい人などライト層へアピールするにはいい感じのサービスだと思います。今のところ日本人ユーザーはあまりいないようで、ほとんどが海外、それも英語圏のユーザーなので英会話のトレーニングにもなります。他にも、vTime内でトークライブ的な自分のコンテンツを作成して公開できる機能「vCast」も用意されているので、今後はYoutuber的な活動を始めるユーザーも出てくるかもしれません。

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