香港のスマートフォン向けゲームディベロッパー/パブリッシャーのAnimoca Brandsが、同社が開発・提供していたカジュアルゲームアプリ計13タイトルを290万ドルで米Maple Mediaへ売却した。
Animoca Brandsはアニメやコミックなどの版権タイトルの開発を得意とするモバイルゲーム企業。これまでに「ドラえもん」「鉄腕アトム」「ウルトラマン」「ちびまる子ちゃん」「ガーフィールド」「きかんしゃトーマス」など多くの作品・キャラクターを題材とした版権タイトルを開発・提供しており、2015年1月にオーストラリア証券取引所に上場した。また同年7月に中国のゲームパブリッシャーのOurpalmより230万ドルの戦略的投資を受けたのを皮切りに、同年12月に350万ドル、2016年4月に500万ドル、2017年3月に520万ドルを調達している。
今回Maple Mediaに売却したカジュアルゲームは、Animoca Brandsが2016年7月に買収・子会社化したフィンランド・トゥルクに拠点を置くモバイルゲームディベロッパーのTicBitsが開発したタイトル。Maple Mediaは他社が開発したアプリを買い取って整理・統合し復活させるビジネスを手掛けている。