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GMO、ビットコイン採掘事業に参入

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GMO、ビットコイン採掘事業に参入

GMOインターネット株式会社が、「次世代型7nm」の半導体チップを活用した仮想通貨の採掘(ビットコインマイニング)事業を、2018年上半期を目処に開始すると発表した。

既に同社は今年より仮想通貨FXおよび仮想通貨の売買が行えるサービス「Z.comコイン byGMO」の提供を開始し仮想通貨交換事業へも参入しているが(過去記事はこちら)、今後さらに仮想通貨の発展に貢献するべく、これまで培ってきたネットインフラ事業およびネット金融事業のノウハウを活かし、同事業に参入することでビットコインの健全な運用を支えていくとのこと。
なお、ビットコインマイニングには、高度かつ膨大な計算処理が可能なコンピューターと、その稼働と冷却を行うための安定した電力の確保が必要となるが、同社ではマイニングを行う高性能のコンピューター(マイニングボード)を実現するため、半導体設計技術を持つパートナー企業とともに、最先端の7nmプロセス技術を活用した半導体チップ(マイニングチップ)の研究開発を行う。電力供給の面では、再生可能エネルギーの豊富な北欧に「次世代マイニングセンター」を設置し、クリーンで安価な電力を調達することで、コストを抑えた施設の運営を可能にする。さらに今後、クラウドマイニング事業や次世代マイニングボードの販売、GMOコイン株式会社への仮想通貨供給なども予定しているという。事業概要は以下のとおり。

【新たな事業の概要】
■次世代マイニングセンターの運営(2018年上半期)
仮想通貨(ビットコイン)のマイニング事業を行うためには、高度かつ膨大な計算処理が可能なコンピューターと、その稼働と冷却を行うための安定した電力の確保が必要となります。マイニングを行う高性能のコンピューター(マイニングボード)を実現するため、半導体設計技術を持つパートナー企業とともに、最先端の7nmプロセス技術を活用した半導体チップ(マイニングチップ)の研究開発を行います。電力供給の面では、再生可能エネルギーの豊富な北欧に「次世代マイニングセンター」を設置し、クリーンで安価な電力を調達することで、コストを抑えた施設の運営を可能にします。

<「次世代マイニングセンター」(構想)>

ハードウェア
(概算)
単体スペック    :計算性能 10TH/s
消費電力 500W以下
投入マイニングチップ:50,000チップから段階的に増強
計算総パワー    :500PH/s
設備 ラック、冷房、配電、消防、セキュリティ
電力 再生可能エネルギー(地熱、水力)

■今後の展開(時期未定)
(1) クラウドマイニング事業
個人や事業者の方が手軽にマイニングに参入していただけるサービスです。
「次世代マイニングセンター」の設備資金をユーザーから調達するとともに、その収益を配分するクラウドマイニングサービスを提供する予定です。マイニングを行うための設備投資・運用が難しい個人や事業者でも、小額を投資していただくことで、「次世代マイニングセンター」がマイニングに成功して報酬のビットコインを得られた場合、参画していただいているユーザーへ分配いたします。

(2) 次世代マイニングボードの販売
マイニングチップを搭載したマイニングボードは製造後、「次世代マイニングセンター」で使用するだけでなく、一部外部への販売を行うことを検討しております。

(3) GMOコイン株式会社への仮想通貨供給
当社連結グループ会社であるGMOコイン株式会社(仮想通貨交換業登録申請中)に対し、マイニングされたビットコインをはじめとする仮想通貨を供給する予定です。これにより、GMOインターネットグループとして、仮想通貨市場の多様性やリクイディティ向上に貢献をしてまいります。

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