またもやスチームパンク好きちょっと来い!なスマホゲームを発見してしまいました。それがこの「Spin Addict」です。
過去にご紹介したスチームパンクなゲームはこちら:
【やってみた】スチームパンクな町を蘇らせるクッキークリッカー系インフレゲーム「はぐるまのまち」
【やってみた】スチームパンクなゲームスタジオ「Telehorse」の最新作! ジュール・ヴェルヌの作品世界を冒険するアクションゲーム「Steamkraft」
【やってみた】スチームパンク+クトゥルフ神話なんて最強過ぎるだろ!芸術レベルのiPad向け謎解きゲーム「Steampunker」
もうこのスタート画面から最高ですね。鈍色の質感、バチバチと火花を散らしながら発光するタイトル、その下に配置されている歯車たち。この時点で良作の臭いがプンプンします。
本作は、ハイスコアを目指してどこまでも走り続ける”エンドレスラン”ゲームと、できる限りたくさんアイテムを拾いながらゴールを目指して走るステージクリア型のランゲームの2種類を一度に楽しめるお得なゲームアプリです。ゲームを繰り返しプレイしたり動画広告を視聴すると「イナズマ」ポイントが貯まっていき、画面の色とプレイアブルキャラ(金属片)の見た目を変えられる様々な「スキン」と交換できます。
プレイアブルキャラは見てのとおり生き物ではなく回転する金属片。金属片というよりは変わった形に電熱線みたいなもので、回転の力をエネルギー源としてステージを進んでいきます。
回転の力で進むということは、時間が経ち回転力が弱まったら進めなってしまうということ。しかし遠くまで進むにはずっと回転し続けなければなりません。
そこで、コース上にランダムに配置されている回転を加えるマシンに接触して回転力を回復させます。普通ランゲームは何かに”接触しないように”進むものですが、あえて接触するように進まなければならないのが本作のポイントです。
とは言っても、やはり避けなければならない障害物も出てきます。でもコースは細い一本道。避けきれない大きな障害物が出てきたら、画面を下にスワイプすることでコースを上下反転させることができます。
回転を加えるマシンが空を飛んでいる場合もあり。そんな時は画面をタップして金属片をジャンプさせて上手く当てましょう。コースが途切れている場所や段差がある場合もジャンプで移動します。
それではいよいよゲームスタート!金属片が載っている歯車を勢いよく回すとピョ~ンとコースに飛び移ります。
まずは回転を加えて…
歯車がふさいでいる道を反転させて通り…
空を飛んでいるマシンを目指してジャンプ!
屈折により視界が悪くなるガラス管が出てくることもあります。この中に入ったら障害物や回転追加マシンを見逃さないように注意しましょう。またここで不用意にジャンプするとガラスに激突して即ゲームオーバーになってしまいます。歯車とガラスの組み合わせは凄くクールなんですけどね…
とりあえず最初のスコアは「674」。もうちょっと「イナズマ」ポイントがあれば新しいスキンを開放できるのですが…
ということで動画広告を視聴して新しいスキン「アメジストゴールド」を開放してみました。紫を基調としたスキンで、これはこれで無機質の美が感じられます。
それではもう一回プレイしてみましょう!
突然振り子のような歯車が現れて目隠ししてきた!ペースを乱されないよう注意が必要です。
コースを長く進めば進むほどスピードが上がり、障害物やギミックが出てくる頻度が増してきます。直接コース上に障害物が出てこなくても、このように大きな歯車パーツが絶妙に目隠ししてくることもしょっちゅう。冷静さと反射神経が問われます。回転力は画面右上のイナズマゲージで示されているので、ここを目安に回転力を把握しましょう。
ある程度エンドレスラン型モードをプレイすると、ステージクリア型モードの「レベル」がプレイできるようになります。エンドレスランは縦持ちでしたが、このモードは横向きに固定されています。同じアプリなのにプレイするモードで画面の縦横が変わるって何気に今までなかったのでは?
「レベル」ではただ回転しながら障害物を避けて進むだけでなく、コース上にある青いアイテムをなるべく取りこぼさないように集める”目標”が設定されており、集めた数に応じてクリア後に三ツ星評価が付きます。ステージは難易度別に全部で15種類。
とりあえず一番最初のステージは星三つ評価になりました!
「イナズマ」ポイントが貯まったのでまた新しいスキンにしてみました。赤銅色もいかにもスチームパンクな感じでいいですね。
また別のスキンに変更。シックで落ち着いた色合いです。
これは青を基調としたスキン。涼やかな分、火花と金属片の発光がより強調されて綺麗です。
ゲーム自体はシンプルなランニングアクションゲームですが、ポイントを貯めて交換できるものが便利アイテムではなく画面の見た目を変えるスキンであることから分かるように、これはグラフィックの美しさとセンスの良さを前面に押し出した雰囲気ゲーです。とにかくちょっとした障害物やギミックの一つ一つ、金属片や歯車が動くたびに舞い散る火花の演出が凝っていて、スチームパンクテイストが好きな人なら普段アクションゲームをプレイしていなくても夢中になってしまうかも。課金要素は特になく、「イナズマ」ポイントが欲しいときだけ動画広告を見る形式なのでゲームの雰囲気も損なわれていません。ただ、現時点でリリースされているのはiOS版のみ。Android版は今年中にリリース予定とのことで、Androidユーザーはもう少々お待ち下さい。