株式会社カヤックが、人工知能(AI)の膨大なパーセプトロンが繋がったニューラルネットワークを最小単位のパーセプトロンのみで分散構成するための技術に関する特許を出願し、同時に人工知能研究開発室「カヤックAI部」を設立したと発表した。
今回特許出願した技術は、人工ニューラルネットワークをパーセプトロン単位に分解し、何度も値を変えながら同じ処理(計算)をすることで、既存の人工ニューラルネットワークと同様の機能を最小のメモリー空間で実現するもの。これにより、インフラストラクチャーへの設備拡充やハードウェアの増強といった投資負荷を軽減することに繋がり、さらにスマートフォンなどのハードウェアのデバイスでも人工ニューラルネットワークと同様の機能を構築し、既存のAIと同様の結果を算出することが可能となる。
「カヤックAI部」では、2側面の投資負荷を軽減し、これまでAIの活用が難しかった法人や個人向けに新しいソリューションの開発基盤となる技術を提供していくという。