株式会社セガゲームスが、欧米地域におけるPCゲームの開発力強化のためフランス・パリに拠点を置くゲームデベロッパーのAmplitude Studios SASの全株式を7月1日に取得したと発表した。
Amplitude Studiosは2011年にMathieu Girard氏、Romain de Waubert de Genlis氏が中心となり設立した独立系のゲームスタジオで、欧米地域のPC市場においてターンベースのストラテジーゲーム、特に4Xゲーム(explore”(探検)“、“expand(拡張)”、“exploit(開発)”、 “exterminate(殲滅)”といった4つの"X"が特徴のストラテジーゲームのサブジャンル)で高い評価を得ている。これまでに「Endless Space」(2012年)、「Endless Legend」(2014年)、「Dungeon of the Endless」(2014年)の「Endless」シリーズ3タイトルを発売した実績があり、その戦略性の高さと流麗なグラフィックなどが高く評価され3作品で全世界合計240万本以上を販売している。また2017年発売予定の新作「Endless Space2」の開発も進めている。
セガゲームスは欧米地域において既にCreative Assembly Ltd.、Sports Interactive Ltd.、Relic Entertainment, Inc.といった複数の開発拠点スタジオを持ち、「Total War」「Football Manager」「Company of Heroes」「Dawn of War」など有力なIPを展開している。今回の Amplitude Studiosの買収により、同社が持つ高いコンテンツ開発力を加え、これまでに蓄積された開発ノウハウを活かしグローバルなゲーム市場での存在感を一層高めていくとしている。