ソニーの新規事業創出プログラムから生まれたMESHプロジェクトが、株式会社オライリー・ジャパンがと共同でアイデアコンテスト「Maker Challenge powered by MESH」を開催する。作品の募集期間は2016年4月25日〜2016年5月31日までで、このコンテストの入賞作品は2016年8月6日〜7日に東京ビッグサイトで開催される「Maker Faire Tokyo 2016」にて展示される。
MESHはセンサーなどの機能をブロック形状にした電子タグで、“MESHアプリ”上でつなげるだけで簡単に色々な仕掛けを生み出せるツール。箱を開けるとあらかじめ録音しておいたメッセージが再生されたり、人が近づくと音を鳴らして驚かしたりなど、子供でも簡単にモノづくりの楽しさを体験できる。
「Maker Faire」はオライリーが世界各地で開催しているDIYの祭典で、技術愛好家からクラフト作家、教育者、ホビースト、エンジニア、アーティスト、学生、企業など多種多様な人々が趣向を凝らした出展を行う。これまで東京では「Make: Tokyo Meeting」という名称で開催されてきたが、2012年より全世界共通の名称「Maker Faire」に改めリニューアル。さらに現在では東京以外の地方都市にも開催場所を広げている。2015年8月1日〜2日に開催された「Maker Faire Tokyo 2015」は1万4,500名の来場者を迎えた。
「Maker Challenge powered by MESH」は、「MESH」を使ったアイデアコンテストで、このコンテストの開催を記念し、オライリー・ジャパン Make:編集部 編集長 田村英男氏と、MESHプロジェクト リーダー 萩原丈博のトークイベントも開催する。イベントでは過去に制作されたMESHを使った作品も展示予定とのこと。概要は以下のとおり。
■コンテスト実施概要
・名称: Maker Challenge powered by MESH
・募集期間: 2016年4月25日～5月31日
・募集部門: 「ファミリー部門」小学生以下の子どもと保護者の方が応募可能
「学生部門」高校生以下の学生が応募可能
「未来のお化け屋敷部門」どなたでも応募可能
・賞: Maker Faire Tokyo 2016のMaker Challengeブース出展権
・主催: 株式会社オライリー・ジャパン
・協力: ソニー株式会社 新規事業創出部 MESHプロジェクト
・URL: http://recipe.meshprj.com/jp/contest/maker-challenge-2016
■トークイベント実施概要
・名称: Maker Challenge 2016トーク企画
～ Makerの裾野を広げる 「Maker Faire Tokyo 公式コンテスト Maker Challenge」とは？ ～
・日時: 2016年4月26日(火) 17:30-19:00 (17:00開場)
・場所: Creative Lounge (東京都港区港南1-7-1 ソニー株式会社 本社1F)
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/CorporateInfo/Data/Map/pdf/map_head_office.pdf
・主催: ソニー株式会社 新規事業創出部 MESHプロジェクト
・参加受付: http://peatix.com/event/161738/
■参考資料 MESHを使った作品
手に取ると自動で商品の説明をしてくれる展示台(作者Pemak)
展示台の中にMESHの明るさタグが入っており、商品が手に取られたことを判別し音声を再生
植物に語りかけることで反応する自動水やり機(作者:Takeo Inagaki)
マイクが音を検知するとMESHのGPIOタグが電流を流すことで、盆栽に水が注入される
子どもが帰ってきたことを、保護者にメールで知らせる鍵入れ箱(作者:Makoto Aoki)
鍵入れ箱のフタが開いたことをMESHの動きタグが感知し、メールを自動送信する