サンドボックスゲーム「Minecraft」の生みの親である“Notch”ことMarkus Persson氏が、WebブラウザでVRデバイスが使用できるAPI「WebVR」に対応した作品を発表した。
Markus Persson氏はフリーの開発者時代にMinecraftを開発しインディーゲームながら世界規模で人気のタイトルに押し上げた人物。もともとPersson氏はMinecraftのVR版の開発も視野に入れていたが、2014年にVRヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」を開発するOculus VRがFacebookに買収されると、それに反発し同タイトルのVR版開発を撤回。皮肉なことにその後Minecraftの運営会社であるMojangはMicrosoftに買収され、一転してMinecraft VR版が発表された(過去記事はこちら)。
現在Persson氏は個人で実験的な作品を製作しており、その一環としてWebVRに対応した作品「Unmandelboxing」を発表。これはMinecraftを思わせるボクセルアートでフラクタルが描画されるアニメーション作品で、ChromeやFirefoxなどのWebVR対応ブラウザの試験版を使用することでVRデバイスでも見ることができる。
Made the ray marcher into a 3.5 KB html page: https://t.co/wi4f39WsPx
IE seems to dislike it. pic.twitter.com/D60l3netmW
— Markus Persson (@notch) January 23, 2016