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AppBank、元役員の横領について調査報告書を公開

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AppBank、元役員の横領について調査報告書を公開

AppBank株式会社が、同社の経理部門に在職していた元役員が会社の金銭を業務上横領していた疑いについての調査報告書を公開した。

同社では2015年12月に、税務調査の過程において支払先の所在が判明しない取引先が見つかり、精査したところ同社の経理部門の責任者だった元役員が約1億4000万円の横領を行っていたと発表していた(過去記事はこちら)。
今回公表された報告書によれば、横領の手口は、元役員が広告事業「AppBank Network」における外注費と支払いデータを改ざんし、協力者3人と2社の計5つの口座にAppBankの銀行口座から不正に送金するというもので、2013年3月〜2015年1月までと2015年8月に行われた不正送金は総計1億4869万1476円にのぼるという。報告書によれば、元役員は「すごく稼いでいるアフィリエイトの人がいるが、あまり自分の名前をだしたくないので、口座を通させてほしい、5%の手数料を受け取ることができる。」と協力者を勧誘。横領した金銭の使途は、滞納していた税金の支払いや知人への貸の形跡があるものの、約1億円分は不明。元役員は上申書にて遊興費は仮計算で約2200万円と試算しているが、一晩で300万円を使ったこともあるほか,AppBank社員の話では毎晩のようにキャバクラに行っていたとの情報もあり、試算金額よりも多額が遊興費として費消された可能性もあるとのこと。
同社では元役員を速やかに刑事告訴する方針で、再発防止策として、外注費の計上額と支払データの照合についてのダブルチェック体制の構築、管理部における人員の強化と職務分掌の充実、事業部プロジェクトごとの予算実績管理、採用プロセスの強化を挙げている。また今回の不正行為の重大さと影響を厳粛に受け止め、役員報酬の減額(自主返上)を行う。調査報告書の全文はこちら

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