やってみた コラム

【やってみた】水墨画の雰囲気を再現した純和風アクションパズルゲーム「墨染-sumizome-」

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昨年カジュアルアクションゲーム「el(エル)」のレビューを書いた時にも思ったのですが、Wright Flyer Studiosはアート作品としても鑑賞に耐えうるゲームを開発するセンスがムチャクチャ高いのではないでしょうか。十分グローバル市場でも通用すると思うので是非日本以外のマーケットでも配信するべき!今回ご紹介するスマホ向け和風アクションパズル「墨染-sumizome-」も「el」同様美しいタイトルです。

【やってみた】水墨画の雰囲気を再現した純和風アクションパズルゲーム「墨染-sumizome-」

「墨染-sumizome-」は、”墨”に触れることで体の色が変化する金魚を操作して渦から渦を渡り泳ぎゴールを目指す和風アクションパズルゲームです。特徴は、ご覧のとおりグラフィックが徹頭徹尾「水墨画」風に統一されていること。また水音や虫の音も再生され、なんとも心穏やかな画面が広がります。

【やってみた】水墨画の雰囲気を再現した純和風アクションパズルゲーム「墨染-sumizome-」
UIまでこんな感じ。墨のかすれやにじみ、はね具合がリアルです。ステージは全30種類用意されています。

【やってみた】水墨画の雰囲気を再現した純和風アクションパズルゲーム「墨染-sumizome-」
まずはチュートリアル的な最初のステージをプレイ。金魚は渦の方向に従ってぐるぐる泳いでおり、画面をタップすることで渦から離れて真っ直ぐに泳ぎます。タイミングを見計らって画面をタップし、渦から渦へと移動して流れに乗りゴールを目指します。

【やってみた】水墨画の雰囲気を再現した純和風アクションパズルゲーム「墨染-sumizome-」
見事クリアするとそれをTwitterやFacebookに投稿することができます。

【やってみた】水墨画の雰囲気を再現した純和風アクションパズルゲーム「墨染-sumizome-」
最初のステージで基本的な操作方法を覚えたら、次はこのゲームの重要な要素である「墨の色」について覚えます。金魚はステージ上に引かれた墨の線に触れることで体の色を変化させていきます。赤い墨に触れると赤くなり、何度も触れると徐々に赤黒くなっていきます。逆に薄墨に触れると体の色が薄くなり、何度も触れると最後には真っ白になってしまいます。ここから重要なのは、体の色を目指すゴールの色と同じにしなければゴールしたことにならないこと。頑張ってゴールにたどり着いても、金魚がゴールと同じ色でなければクリアにはなりません。金魚とゴールの色の濃さは画面上部にある色見本を見て随時確認します。

【やってみた】水墨画の雰囲気を再現した純和風アクションパズルゲーム「墨染-sumizome-」
例えばこのステージでは、金魚の色を一番濃い赤にしなければクリアできません。ゴールを目指すまでに赤墨と薄墨を何度通り抜ければ指定の色になるか、パターンを考えて移動します。ゴールを目指す際、薄墨と赤墨のどちらを通るべきか?2つの渦の境目の赤墨の間を何回往復するか?頭の中で計算します。

【やってみた】水墨画の雰囲気を再現した純和風アクションパズルゲーム「墨染-sumizome-」
答えは一つではなく、また墨の線も一回通り抜けた後にまた”復活”するので何度も試行錯誤できます。

【やってみた】水墨画の雰囲気を再現した純和風アクションパズルゲーム「墨染-sumizome-」
序盤で苦労したステージはこれ。ゴール手前の大きな渦の周りに赤墨が引かれており、どういうルートを辿っても最後には赤墨を通らなければなりません。色の濃さの引き算が難しい…

【やってみた】水墨画の雰囲気を再現した純和風アクションパズルゲーム「墨染-sumizome-」
このままクリアしたいところですが、よ~く見ると金魚の体の色が一段階薄い!また後ろの渦に逆戻り!めんどくさい!なお、動画広告を見ると金魚の色や位置をランダムに変更したり、全ての線を10秒間消したり(1ゲームに1回のみ)といった裏ワザができます。

【やってみた】水墨画の雰囲気を再現した純和風アクションパズルゲーム「墨染-sumizome-」
これも難しかったステージです。赤墨が2本重なっているところは、通り過ぎると一気に二段階濃くなってしまうので調節が大変です。

【やってみた】水墨画の雰囲気を再現した純和風アクションパズルゲーム「墨染-sumizome-」
ステージが進むごとに新しいギミックも出てきて複雑さがさらに増していきます。上記のステージでは中央に花を模した渦が登場しますが、金魚が渦の流れに乗ると花びらが1枚ずつ散り、花びらが全部なくなると渦自体が消えてしまいます。こうした位置にある渦はゴールを目指す前の中継地点として使うことが多いのですが、それが消えてしまうと長距離移動しなければならなくなるので、タイミングを見計らってテンポ良く移動しましょう。

アート性の高い雰囲気ゲーは「死にゲー」であることが多いのですが、本作は何度失敗しても金魚は死なず、ただリスタートするだけです。どうしても進み方が分からない時は、画面上部にある電球アイコンをタップするとヒントを見ることができます。結構難しいゲームですが、とにかく水墨画風のグラフィック表現が素晴らしいので是非プレイしてみて下さい。特に水に溶ける墨のゆらめきの再現が美しいです。

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