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【TGS2015】全てが墨で表現された台湾発の水墨書画風武侠アクションゲーム「説剣(The Swords)」

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【TGS2015】全てが墨で表現された台湾発の水墨書画風武侠アクションゲーム「説剣(The Swords)」

東京ゲームショウのインディーゲームコーナーには、アートワークが美麗且つ個性的で雰囲気がクールな所謂”雰囲気ゲー”が毎回出展されます。今年の出展の中で特に印象的だったのがこの「説剣(The Swords)」でした。

【TGS2015】全てが墨で表現された台湾発の水墨書画風武侠アクションゲーム「説剣(The Swords)」

【TGS2015】全てが墨で表現された台湾発の水墨書画風武侠アクションゲーム「説剣(The Swords)」

【TGS2015】全てが墨で表現された台湾発の水墨書画風武侠アクションゲーム「説剣(The Swords)」
「説剣」は台湾のゲームデベロッパーの日頭遊戲(Sunhead Games)が開発しているスマートフォン向け武侠アクションゲームです。一人の剣客が剣の道へと深く進んでいくストーリーが様々なステージで描かれているのですが、特徴はご覧の通り全てが水墨書画風であること。画面をなぞった軌跡(太刀筋)がそのまま飛び散る墨となり、戦う剣客の殺気立った勢いを物語ります。

【TGS2015】全てが墨で表現された台湾発の水墨書画風武侠アクションゲーム「説剣(The Swords)」
具体的なゲームの内容は、画面に薄墨で描かれたお手本を適切なスピードでなぞったり、次々と現れる攻撃を一筆書きアクションで防御していくというもの。一見カジュアルに見えますが、正確になぞれているか?スワイプが早過ぎたり遅すぎたりしていないか?防御のタイミングが合っているか?などが問われコツを掴むのが結構難しかったです。基本的にはアクションゲームですが、パズルゲームやリズムゲームの要素も含まれているように感じました。

【TGS2015】全てが墨で表現された台湾発の水墨書画風武侠アクションゲーム「説剣(The Swords)」

【TGS2015】全てが墨で表現された台湾発の水墨書画風武侠アクションゲーム「説剣(The Swords)」

【TGS2015】全てが墨で表現された台湾発の水墨書画風武侠アクションゲーム「説剣(The Swords)」
そしてやはりゲームと共に面白いのがグラフィックで、プレイヤーが描いた軌跡がまるでペイントツールのように毛筆で表現されます。墨の飛び散りやにじみ、かすれまでリアルに再現されるため、書道や水墨画の経験がある人はステージクリア云々の前にただ触っているだけでも楽しめるでしょう。ちなみにBGMは台湾の人形劇「布袋戲 (ブーダイシー)」の楽曲を手がけている音楽制作チーム「愚人夢想(Zoetrope)」が担当しており、勇壮で壮大な戦闘シーン楽曲も楽しめます。

本作は2015年冬にiOS/Android向けにリリース予定で現在も開発が進められているとのこと。ダウンロード価格はまだ未定ですが、作品の雰囲気を崩さないようアプリ内課金要素や広告を一切排除した売り切り型での配信になるそうです。雰囲気ゲーが好きな人は今からチェックしておいては如何でしょうか。

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