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【TGS2015】視点が変わると物の見え方も変わる…小人気分が味わえる香港のVRソリューション「GULLIVER」

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【TGS2015】視点が変わると物の見え方も変わる…小人気分が味わえる香港のVRソリューション「GULLIVER」

HONG KONG CYBERPORT MANAGEMENT COMPANYのブース(No.「4-C08」)にて、ジオラマを使用したリアルタイムVRソリューション「GULLIVER」が展示されていたので体験してきました。

【TGS2015】視点が変わると物の見え方も変わる…小人気分が味わえる香港のVRソリューション「GULLIVER」

この「GULLIVER」は、香港のIOIO Creativeが提供するジオラマとVR用ヘッドマウントディスプレイ、360°カメラを組み合わせたVRソリューションです。実物のジオラマを使用するという点では先にご紹介した株式会社ポケット・クエリーズの「Query’s Robot(くえりんろぼ)」のデモによく似ていますが(レポート記事はこちら)、同デモは現実の風景の上にゲームを重ねて表示する”MR”(Mixed Reality)”がメインだったのに対し、GULLIVERは360°カメラを通して見えるジオラマの風景そのものを鑑賞するのがメインとなっています。

【TGS2015】視点が変わると物の見え方も変わる…小人気分が味わえる香港のVRソリューション「GULLIVER」

【TGS2015】視点が変わると物の見え方も変わる…小人気分が味わえる香港のVRソリューション「GULLIVER」
こちらがデモコーナーですが、結構本格的な作りのジオラマで、川には本当に水が張られ奥ではドライアイスと思われる煙まで揺らめいています。360°カメラは川に浮かぶボートに取り付けられており、ジオラマに付いているハンドルを自分で回すことでボートの進み具合を調整しつつ、ヘッドマウントディスプレイを通して360°カメラの視点からのジオラマの景色を鑑賞することができます。

【TGS2015】視点が変わると物の見え方も変わる…小人気分が味わえる香港のVRソリューション「GULLIVER」
実際体験して驚いたのは、視点が変わるだけで物の見え方自体が全く変わって見えることです。”スケール感”が変わってしまうというか、まるで自分が縮んで小人になってしまったかのような錯覚に陥ってしまいました。水面の揺れ具合やその上を這うように漂う煙、その先に見えるミニチュアのフィギュアや遺跡、ジオラマの木、それらの景色の合間から見える他の来場者の頭など目に見えるもの全てのスケール感が狂い、つい「ドラえもんのスモールライトを浴びたらこんな感じだろうな」と想像してしまいました。ちなみに同ソリューションの名称の元ネタ「ガリバー旅行記」には主人公のガリバーが”小人”になってしまう巨人国のエピソードもあるんですよね。

これを体験する際は、360°カメラが付いているボートをできる限りゆっくり動かして景色を楽しんで下さい。早くハンドルを回すとそれだけ早く終わってしまうので勿体無いです。前方だけでなく、周囲を見渡してジオラマの向こうにいる人達を眺めるとより”小人感”が味わえます。

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