東京ゲームショウ2015のVR系出展の目玉の一つと言えるProduction I.G.の「攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver」シアターを見てきました。ブースNo.は「7-C01」です。
ビジネスデーで開場直後に直行しても30〜40分待ちという人気っぷり。外国人の来場者も多く、作品の人気の高さと注目度が窺えます。
このシアターは、6月に公開された「攻殻機動隊 新劇場版」をベースにしたスマートフォン向けVRアプリ「攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver」のティザー版をいち早く体験できるというもの。正式リリースは今冬予定で、アプリ自体はVRゴーグルで鑑賞する360°立体映像なのですが、このシアターではそれを大人数で同時に体験できるようになっています。
来場者にはシアター入り口で左右が赤と青に配色されたアナグリフ方式の簡易立体メガネが手渡されます。シアター内部はドーム上になっており、そこに投影される赤青の動画をこれを通して見ることで視差が生まれ、立体感を得ることができます。立体映像の表現方式としては旧式ではありますが、それを補って余りある迫力ある立体映像が楽しめました。残念ながら場内を撮影できたのは初日のみで、本日以降は撮影禁止となっていましたが、どっちみち撮影できたところで映像の臨場感を再現することはできなかったでしょう。
これらは資料として頂いた画像ですが、シアターではこの空間がもの凄い勢いで眼前に迫って空間内に入り込む感覚が味わえます。
公開されているのはあくまでもティザー版で上映時間も3分と短いのですが、自分に向かって伸ばされるロボットアーム、顔の横を通り過ぎるコード類、上に向かって吸い込まれるような路地の風景などカメラワークや演出がとにかく秀逸で、没入感と共に不思議な浮遊感すら感じました。攻殻機動隊ファンなら必見の出展です(※一般公開日は整理券制)。なお、この後ホール1にて13:30よりプレス以外の来場者も入場可能な「攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver」発表会も開催されるとのこと。
(c)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会