メッセージングアプリ「Palringo」を運営するイギリスのPalringoが、フィンランド・ヘルシンキに拠点を置くゲームデベロッパーのTribe Studiosを買収した。金額や条件などは明らかにされていない。
「Palringo」は匿名(ニックネーム)で利用できるスマートフォン向けメッセージングアプリ。自分がプレイしているゲームや好きなアニメなど、話題やジャンルごとにグループを作ることができ、同じ話題を共有できるユーザー同士や限られたメンバーで交流することができる。また他社のメッセンジャーサービスの複数のアカウントをPalringoのアカウントの中で一括管理することも可能。
Tribe Studiosは、チャット・インタラクションによってゲームが進行する独自のゲーム開発技術「Dramagame」を持つゲームデベロッパー。「Dramagame」は他のプレイヤーやNPCと会話をしてストーリーを展開するというもので、娯楽用のゲームだけでなくカスタマーサービスや接客のトレーニングなど企業・店舗向けのシリアスゲームも開発している。
現在Palringoではゲームプラットフォーム化を進めており、昨年もスウェーデンのゲームデベロッパーのFree Lunch Designを買収し独自のスマートフォン向けゲームアプリをリリースしている。また、現在同社の収益の85%はゲームから発生しているという。