やってみた コラム

【やってみた】ピーター・モリニュー氏の神様ゲーム「Godus」で人間社会をシミュレーション

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神様になって大地を動かし、人間を導き、信仰心を集めて村を作るスマートフォン向け育成ゲーム「Godus」をプレイしてみました。

【やってみた】ピーター・モリニュー氏の神様ゲーム「Godus」で人間社会をシミュレーション

本作は、プレイヤーが神様になって世界を創造する「ゴッドゲーム」ジャンルの第1人者であるゲームクリエイターのピーター・モリニュー氏の最新作で、もともとはPC向けタイトルとしてクラウドファンディングプラットフォーム「Kickstarter」にて開発資金の募集が行われていました。その後、2013年に突如DeNAの「Mobage」各国版にてスマートフォン向けにも配信されると発表があり(過去記事はこちら)、2014年に一足先に欧米にて配信、そして今年に入って遂に日本版もリリースされました。

【やってみた】ピーター・モリニュー氏の神様ゲーム「Godus」で人間社会をシミュレーション
ゲームを起動すると、まず海で男女が溺れているのが表示されます。これが最初の人間というわけですね。

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そこで、指で陸地をドラッグして引き伸ばし、人間を陸に上げて助けてあげます。地形は一層ずつ伸ばしたり縮めたり自由に形を変えることができるので、海を埋め立てて平地を増やしたり、敢えて地面を盛り上げて山を作ったりと自由自在に大地を創造することができます。

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次に、離島と離島をくっつけて”道”を作り、人間を住みやすそうな場所まで誘導します。木々や泉、いい感じの丘もあって村を作るにはちょうど良さそうです。まずはこの地形をなだらかにして人間に簡単な家を作らせます。

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一番最初に建てられる家は柱3本を組み合わせた簡単なテント。それでも住処を獲得した人間はすぐに子作りに励み、あっという間に人口が増えて初期の集落のようなものが形成されます。そして人々から「信仰心」を集められるようになり、人口が一定数まで増えるごとに文化・文明が進化していく「技術カード」がアンロックされ、徐々にできることが増えていきます。

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集落の人口が100人を突破する頃には、テント状の簡素な家から箱状のしっかりとした家を建てられるようになりました。高い場所に建てた家は白くなるなど場所によってデザインも若干異なるのが細かい!また鳥のさえずりや風の音などの環境音、夕方や夜、明け方といった時間の変化、人間の「信仰心」を集める時のメロディなども美しく、他の育成ゲームとは一味違うハイセンスさが堪能できます。

【やってみた】ピーター・モリニュー氏の神様ゲーム「Godus」で人間社会をシミュレーション
人口が増えると、外で立ち話をしたり、木の下や水辺でくつろいだり、焚き火を囲んだりと人間同士のコミュニケーションが生まれ、まるで「社会」が形成されてゆく様子を観察しているような気分になってきます。

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人口が200人を突破すると、いくつかの小さな家をまとめて大きな農家を作り、畑を耕して小麦を生産できるようになります。狩猟採集社会から農耕社会への移行ですが、畑ができた途端、人間たちは小麦の蓄えがないと家を建設しなくなりました。「資源」の概念が出来上がってしまったようです。

ここでふと気づきました。画面右に人間の感情レベルを示すゲージができていることに……

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この世界には「アスタリ」という先住民がいるのですが、現時点では私の村よりもアスタリの村の方が幸福度が高いようです。

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時々山を超えて村にやってきては、あからさまに嘲笑していくアスタリ民たち。腹立つわー!

こんなことが何度も起き、人間たちの幸福度が低いままだとどんなことが起こるでしょうか?

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アスタリ村に移住
そう、これが文明・文化。自分たちよりも発展していそうな、より快適そうな、より楽しそうなところへ人間は惹かれ、移っていくのです。

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ちなみに山の向こうにあるアスタリ村はこんなところ。城みたいに大きな家もあるし、並木は整然と植えられているし、モニュメントもたくさんあり、確かに快適そうです。しかしこのまま放っておいては人口は流出する一方で、私の村は一気に限界集落になってしまいます。それを防ぐには…

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画面左下の指のアイコンをタップし、「奇跡」の一覧の中から「神の指(Finger of god)」を選択して…

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アスタリ村に火を付けます。
自分の村の幸福度が上がらないなら敵対する方を下げればOK!みんな燃えろ!全て灰になってしまえ!!

【やってみた】ピーター・モリニュー氏の神様ゲーム「Godus」で人間社会をシミュレーション
並木に火を付けたら家と人にも燃え移っていい感じです。このまま燃え続ければ幸福度も絶対下がるはず。

【やってみた】ピーター・モリニュー氏の神様ゲーム「Godus」で人間社会をシミュレーション
右側のゲージにご注目。やった!アスタリの幸福度が下がった!

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アスタリ村が疲弊している間に自分の村をガンガン発展させていき、アスタリとの差を広げて幸福度を”逆転”させます。すると…

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今度はアスタリ村から続々と移民がやってきました。やった!新しい家を建てなくても手っ取り早く人口が増えた!

【やってみた】ピーター・モリニュー氏の神様ゲーム「Godus」で人間社会をシミュレーション
ところがこのアスタリ民、勝手に空き地に住み着くのはまあいいんですが、他の家の建設も手伝わなければ畑仕事もせず、資源の採掘作業もしない無職のフリーライダーになってしまいました。そのうえ他の住民とも交流せずネガティブな感情をダダ漏れさせて村の幸福度を下げているのだから始末が悪い!何か村に貢献しろよ!…ひょっとして、これこそが現在先進諸国で起こっている「移民問題」なのでは…このゲーム、何気にリアルで奥が深いかもしれない…

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この移民問題は神の奇跡を以ってしても根本から解決することはできません。唯一の解決策は、とにかく村の領土を広げまくって人口を増やし、「技術カード」をアンロックして進化を続け、アスタリ村自体を併合することです。

【やってみた】ピーター・モリニュー氏の神様ゲーム「Godus」で人間社会をシミュレーション

【やってみた】ピーター・モリニュー氏の神様ゲーム「Godus」で人間社会をシミュレーション
こうして村同士の併合が完了すると、それまで全く非協力的だったアスタリ民が自発的に家の建設を手伝うようになり、焚き火を囲んだお喋りにも積極的に加わってくるようになりました。結局、どちらかがどちらかを”征服”しなければ民族融和は成立しないということなんでしょうか?実に現実的且つシビアなゲームです。

【やってみた】ピーター・モリニュー氏の神様ゲーム「Godus」で人間社会をシミュレーション
アスタリ村の併合が完了した後も新たな土地を開拓して村の領土を広げることができますが、新たに「方舟」を作って新天地に漕ぎ出し、植民地を作る要素が開放されます。

【やってみた】ピーター・モリニュー氏の神様ゲーム「Godus」で人間社会をシミュレーション
方舟の建設完了時間は24時間。完成したら村人を目一杯(最大300人)乗せて新天地に出発です!

【やってみた】ピーター・モリニュー氏の神様ゲーム「Godus」で人間社会をシミュレーション

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着いたところは、サボテンのような木が生えていてこれまでの土地開拓とは違うルールが設定された場所。基本的にゲームの進め方は同じですが、畑と鉱山を建設できるエリアが限られているのが特徴です。これまで以上に配置を考えて開拓しなければ資源不足になってしまいます。

【やってみた】ピーター・モリニュー氏の神様ゲーム「Godus」で人間社会をシミュレーション
なお、新天地は新天地で新たな「技術カード」をアンロックして独自の進化ができるようになります。例えば今までよりデザイン性が高く大きな家を建設できるようになったり、より多くの「信仰心」を集められる新たな施設「修道院」が登場したりなど。

本作は基本的にはまったり自分好みの村を作る育成ゲームで、現在のモバイルゲーム市場からすれば少々退屈に思えるくらいシンプルな内容です。とは言え、前述のとおり「これってもしかして…」と、現実の人間社会を反映したかのような妙なリアルさが合間合間に顔を出してきます。ルールがシンプルな分、脳内で想像を膨らませて深読みしながらプレイするとより楽しめるかもしれません。

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