株式会社セガネットワークスが、アメリカのモバイルゲームデベロッパーのDemiurge Studiosの発行済株式を100%取得したと発表した。さらに米Ignited Artistsと英Space Ape Gamesを子会社に持つSpace Apeの一部株式も取得したという。
Demiurge Studiosは2002年に設立されたモバイル・家庭用ゲームの開発運営会社。高く安定した技術力とタイトル運営に豊富なノウハウを持ち、代表作である「Marvel Puzzle Quest」は世界100カ国以上で提供され、各OSのアプリストア売り上げランキングではアメリカを中心に上位を維持している。Ignited Artistsは2014年に設立されたばかりのスタートアップで、創業メンバーは大手企業でのモバイル・家庭用ゲームの開発に豊富な実績を持ち、基本プレイ無料(F2P:Free to Play)（フリートゥプレイ）のビジネスモデルにも精通している。Space Ape Gamesは2012年に設立されたモバイルゲームデベロッパーで、、創業メンバーは家庭用ゲームやSNS向けゲーム、Webビジネスに実績を持ち、同社の代表的なタイトルであるスマートフォン向けストラテジーゲーム「Samurai Siege（サムライ大合戦）」は世界149カ国で提供されている。
セガネットワークスでは、安定的且つ持続的な成長を目指し、国内における開発運営体制の強化と同時にグローバルなタイトル開発・提供体制の強化拡大を推進しているとのことで、今回の買収と投資により、従来の現地パートナー企業との協業による国内向け自社コンテンツの海外展開に加え、現地市場向けコンテンツの開発や提供体制を強化し、コンテンツポートフォリオの拡充と収益力向上を図るとしている。