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FOVE、視線追跡型ヘッドマウントディスプレイを発表 グローバル展開も視野に

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株式会社FOVEが、家庭用機器としては世界初となる視線追跡型ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「FOVE」を発表した。既に主要機能を実装した試作機の開発を終了しており、2015年夏の開発者向けキット発売に向け準備を進めているという。

FOVE、視線追跡型ヘッドマウントディスプレイを発表 グローバル展開も視野に

FOVEは視線追跡機能と傾き検知機能、ヘッドトラッキング機能を組み合わせ、目の動きで仮想世界を360°自在に操作可能なHMDで、独自の視線追跡アルゴリズムで「目の動き」を読み取ることによりゲームなどの3D空間における素早く精確な操作が可能となっている。従来の仮想世界では視差がなく、全ての物体に「焦点」があってしまうため現実世界との違和感があったが、FOVEは使用者の目が見ている三次元上の座標を特定することで、見つめた位置がはっきり見え、見ていないところがぼける焦点表現を仮想世界で初めて実現しており、リアルなゲーム体験が楽しめる。同社ではゲームだけでなく、目の動きにより意思を伝えるコミュニケーション支援機器として医療領域への展開も計画しているとのこと。既に7月16日にMicrosoft Ventures Londonアクセラレータプログラムに日本企業として初めて採択されており、今後はゲーム領域におけるMicrosoftのXbox事業との連携を視野に、グローバル市場での普及を目指して活動するとしており、2014年12月にロンドンで行われるデモデイにてプロトタイプの発表を目標とし、同時に、新たなゲームを開発するためのFOVE専用SDKの準備を進めるという。

【FOVEの現状と今後の計画について】
■開発者の皆様が視線を使った新たなゲームを開発するためのFOVE専用SDKを準備中
■国内外のゲームメーカー及びアーケードゲーム、アミューズメント施設での企画を進行中
■2014年12月に行われるMicrosoft Ventures London アクセラレーション発表会を皮切りに国内外の展示会に順次出展予定
■南米市場、東南アジア市場での販売権について協議進行中

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