日本トイザらス株式会社が、東芝ソリューション株式会社のAR(拡張現実)システム「スマホdeかざすUI」の実用化第1弾として、2013年クリスマスカタログ及び全国のトイザらス、ベビーザらス店内の掲示物を活用した商品情報の提供を開始した。
「スマホdeかざすUI」は、ARマーカーを認識する従来の技術とは異なる方式で、身の回りにあるものにスマートフォンやタブレットのカメラをかざすことで画像を高精度で識別するというもの。かざす画像に対してスマートフォンが逆向き(180°回転)であったり角度が斜めであったり、画像との距離が変化しても識別することが可能。さらに対象をスピーディに識別し、あらかじめ登録された画像に関連するデジタルコンテンツを的確に表示するAR技術をベースに開発されている。
日本トイザらスは、11月初旬に発表した人気の高い玩具を集めたホットトイリスト「TOP30」の対象のアイテムに「スマホdeかざすUI」のAR機能を初搭載するとのこと。ユーザーは「トイザらス・ベビーザらス 公式アプリ」をダウンロードした端末で、カタログ及び店内に掲載の「HOT TOY スマホをかざそう!」マークと対象商品の画像を認識すると、360°回転・拡大できる商品画像や商品の特徴を紹介する動画を閲覧できる。また「かざすカメラ」で認識した商品は、同画面上から「トイザらス・ベビーザらス オンラインストア モバイル」の商品ページに直接アクセスすることもできるほか、その情報をLINEやTwitter、Facebookにも投稿できる。
なお、2013年クリスマスカタログは、全国のトイザらスとベビーザらス店舗にて無料配布しており、「トイザらス・ベビーザらス オンラインストア」及び「トイザらス・ベビーザらス 公式アプリ」からもデジタル版カタログを閲覧できる。