コラム 特集

【ハロウィン特別企画】仮想アイテムを現実アイテムにしよう!---アメーバピグのジャックランタンを実際に作ってみた

更新日:

早いものでハロウィンまであと10日となりました!とは言っても私の住んでいる秋田県横手市にはハロウィンなんてぜんぜん根付いていないのですが。しかし先日のコラムにもちょっと書きましたが、私の家は農家でシャレにならないくらい土地があるため勝手にハロウィンに備えて春からオレンジカボチャを栽培しています。というのも私自身が1年の行事のうちでハロウィンが最も好きだからです。もうクリスマスとバレンタインデー、ホワイトデーなんてリア充向けの行事なんぞいらんのでその分のエネルギーとリソースをハロウィンに全突っ込みするべきだと常々思っています。


畑のカボチャはこんな感じです。品種はわざわざイタリアから種を取り寄せたその名もズバリリ「HALLOWEEN種」。いくら喰えない鑑賞用のカボチャだからって名前がそのままHALLOWEENって…。ハロウィンのためだけに存在しているんでしょうかこのカボチャは。

しかしこれ、本来はこんな形をしているはずなんですよね。

全長15〜20㎝くらいの丸い形。ハロウィン飾りに使うカボチャってだいたいこういう形をしているイメージですよね?ところが一番上の写真にあるように、家のカボチャは縦長のものが圧倒的に多いのです。おそらく一つの畑に複数の品種のカボチャを植えてしまったため受粉の際に自然と異種交配してしまったのでしょう。

しかしなー…本当はこれでジャックランタン(Jack-O'-Lantern)を作りたかったのに縦長だと何だか座りが悪いしな〜……………と思っていてふと閃いた!


これはアメーバピグの私の部屋なのですが…


これ!アメーバピグには縦長のジャックランタンのアイテムがあったんですよね!(自分で持ってるのに今まで忘れてた…)しかもデザインも結構かわいいし。ということで、このアメーバピグのジャックランタンを実際に再現してみることにしました。仮想空間やソーシャルゲーム、ネトゲに出てくる「仮想アイテム」が実際に手に取れるアイテムになったら面白いと思いませんか?なんだか仮想が現実に染み出してるような感じがして。私は昔からそういうことをよく考える人間で、子供の頃もゴキブリ退治のホウ酸団子を作ってはドラえもんの「桃太郎印のきび団子」だと思い込んで一人悦に入っていたものです。でもよく考えてみたら使い方はまるっきり逆ですよね、ホウ酸団子と桃太郎印のきび団子。

ということでやってみましょう!


使うのはこちらのカボチャ。とりあえず一番最初のお試しということで一番ダメそうなカボチャを使います。白い部分は夜盗虫(気持ちの悪い虫なので画像検索しちゃダメ!)という害虫に喰われた跡。成熟してから喰われた所はカボチャの自己修復力で直るのですが、その跡がこのように白く盛り上がってしまうのです。


しかも中心がずれていてかなり仰け反り気味。仰け反っている面を顔にしましょう。


使う道具はこちら。左からスプーン、デザインナイフ、普通のカッター、ホビーノコギリ、マジックです。私はホビーノコギリはタミヤの「カッターのこ」という製品を使用しています。その名のとおりカッター感覚で使える小回りの利くノコギリでとても便利です。


まずはホビーノコギリでヘタ周りを切り取ります。


くぱぁ!わりとすぐに切れました。


そして開いた口からスプーンでひたすら掘るべし!掘るべし!中央の種部分に到達すると一気に柔らかくなるのでかなり楽に掘り進められます。


綺麗にくり抜けました!


次にアメーバピグのカボチャを見ながらマジックで顔を下描きします。


ここが本番!デザインナイフでホビーノコギリの刃先を入れる部分を切り、そこからホビーノコギリでザクザクと顔のパーツを慎重に切り抜いていきます。


そして細部をデザインナイフで調整して…完成!!もう材料になっているカボチャ自体も自分で種から育てたので完全なるハンドメイド作品です!

そして夜になると…


おおおおおおおお!いい感じー!!


光源はちゃんとロウソクです。炎がゆらゆら揺れて光り加減が変わるのがまた良いんですよね。ロウソク1個だけでもかなり明るく光ります。

しかし…こうして見ると虫食いの白い跡がなんだか不格好なような…。当たり前ですがアメーバピグのジャックランタンには傷なんてないし…。やっぱりもっとちゃんとしたカボチャで作ればよかったかなー。


まあカボチャの在庫はまだまだたくさんあるので、これからも作ろうと思えばいくらでも作れるのですが。

しかし実際に自分で栽培してみて、カボチャというものは数ある農作物の中でも最強ではないかと思っています。廃農地だろうが痩せた土地だろうが土にただ種を植えれば肥料をやらなくても勝手に芽が出て蔓が伸び、高温障害があるわけでもなく、果樹のように大雨や台風で実が落ちるわけでもなく、芋のように土から掘り出す手間もない。さすがに夏は水やりくらいはしましたが、それだって雨の日は不要なので毎日やらなくてもいい。とにかく楽!そしてコストもかからない!もう廃田や廃農地を持っている人はみんなカボチャを栽培すればいいのにと思います。

 

-コラム, 特集
-

Copyright© vsmedia , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.