【やってみた】「沖縄平和学習アーカイブ」を見てみよう

 

沖縄県が、沖縄慰霊の日である6月23日よりGoogle Earthを活用して太平洋戦争中の沖縄戦の資料をまとめたデジタルアーカイヴ「沖縄平和学習アーカイブ」を公開しています。

この「沖縄平和学習アーカイブ」は、沖縄県の平成23年度事業として行われたプロジェクトで、沖縄平和祈念資料館と沖縄公文書館から提供された資料や写真家の二宮章さんが撮影したパノラマ写真などがGoogle Earth上の沖縄にマッピングされています。総合監修を担当したのは、これまで「Nagasaki Archive」「Hiroshima Archive」「東日本大震災アーカイブ」などのGoogle Earthを使ったアーカイブ制作を手がけてきた首都大学東京 渡邉英徳研究室の渡邉英徳さん。

紹介ムービーもあります。

 

Google Earth上で資料を見るには、まずはサイト左側にある「Google Earthで観覧する」をクリック。

※地図を 3D 表示するには、Google Earth プラグインが必要です。


すると、このようにGoogle Earth上の沖縄にインタビューに答えている人々の顔写真が掲載されます。これをクリックすると…


インタビューのYoutube動画を見ることができます。


スポット情報もマッピングされています。こちらは沖縄戦で無くなった女学校の職員・生徒を合祀した慰霊塔「ひめゆりの塔」の所在地。説明文から関連URLに飛ぶこともできます。


さらに戦時中の写真が現在の沖縄の上にピッタリ重ねてマッピングされており、当時いかに激戦地だったかがうかがえます。


こちらは当時の嘉手納飛行場。モノクロ写真ながらたくさんの戦闘機があるのが分かります。


なお、画面右上の「視点移動」から各スポットを選ぶと自動的に視点がワープする便利機能もあり。


なお、この「沖縄平和学習アーカイブ」に収録されているほぼ全ての資料には”時間情報”が付与されており、「年・月」の時間軸で絞り込んで見ることができます。位置情報に加えて時間情報もあるという、まさに「多元的デジタルアーカイブ」というわけですね。


例えば、太平洋戦争開戦の1941年12月にはあまり資料は見当たりませんが…


敗戦の1945年8月はこのように。さすが沖縄平和祈念資料館と沖縄公文書館が全面協力しているだけあってもの凄い資料数です。サイトのタイトルどおり、これは学校の社会科学習に十分活用できると思います。

今後は沖縄現地の学習でも利用できるスマートフォン向けARアプリの配信も予定しているとのこと。修学旅行で沖縄に行く学校も最近増えていますが、事前にこの「沖縄平和学習アーカイブ」で学習しておいて、実際に沖縄に行った後にARアプリを使って実地学習をするといった使い方もできるのではないでしょうか。

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