オランダ・アムステルダムに拠点を置くAR（拡張現実）大手プロバイダーのLayarが、本とARを組み合わせたARコンテンツ制作が行える出版社向けWebアプリ「Layar Creator」をリリースした。
「Layar Creator」は、従来の複雑なAR技術を簡略化し誰でも本と連動したARコンテンツ制作ができるWebアプリ。本の表紙やページに連動した動画や画像、リンク、購入（Buy）ボタンなどを組み合わせ、素早く且つ容易にARコンテンツを制作できるというもので、基本的な利用方法はデータをアップロードしページ上にドラッグ・アンド・ドロップしアクティブ化するだけ。読者はLayarを起動したスマートフォンのカメラでアプリ上でアクティブ化された本を見ると、画面上でそれらARコンテンツを閲覧することができる。Layar Creatorの利用料は従量制と一括価格の2コースがあるがリリース記念として8月1日までは無料で使用可能。リリースに際し、Layar CEOのライモ・ファン・デア・クライン氏は、「出版市場はなくなりはしない。定着している。Layar Creatorと双方向の出版を導入することによって、われわれは出版の明るい未来が開けることを強く確信している。われわれは今後、出版社と力を合わせ一緒になって前進する」とコメントしている。