3D仮想空間「Second Life」を運営する米Linden Labが、同サービスのオフィシャル機能としてNPC(ノンプレイヤーキャラクター)を導入すると公式ブログにて発表した。
NPCとは元々テーブルトークRPGの用語で、ユーザーが操作するアバターではないキャラクターのこと。大抵のゲームや仮想空間には実装されており、ユーザーに対しクエストやイベントを発生させたり、アイテムを販売したり、人工知能によりちょっとした会話をしたりと世界観を構成する一要素として存在している。
今回のLinden Labの発表は同社 CEOのRod Humble氏によるもので、Second Lifeユーザーが簡単にNPCやヴァーチャルペットを作れるようになる新機能を今後実装するという内容。これによりSecond Lifeユーザーは土地内をナビゲートするNPCを配置したり、仮想の動物がいる町を作ったりできるようになるという。これまでもユーザーが独自にNPCを開発してSecond Life内で利用・販売することはあったが、運営元から公式の機能として提供されることはなかった。この新機能は早ければ12月頃にテストを始めるとのこと。