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【OGC2011レポート】タッチポイントを拡大---次のステージに向かうmixiアプリ

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スマートフォン展開について語られることの多かった今回のOGC2011、日本の代表的なSNSであるmixiも当然の如く次のステージにスマートフォンをにらんでいました。


「次のステージに向かうmixiアプリ」と題し講演を行った株式ミクシィのアライアンス推進部 ビジネスディベロップメントグループマネージャーの安部聡氏も、まず最初にスマートフォンからのアクセスが急激に増加している件について言及しました。


現在のmixiのPC、携帯電話、スマートフォンの全てのデバイスからの月間ログインユーザー数は約1537万人で、そのうちスマートフォン向けに最適化された「mixi Touch」からのログインユーザー数は2011年3月末時点で300万ユーザーで全体の約1/5を占めます。特に2010年12月24日にmixiのAndroidアプリ版をリリースして以降増加ペースが上がっているようです。


またmixi日記やボイス、「mixiチェック」や「イイネ!」「お気に入り」など外部サイトからのチェック機能を利用した投稿件数は月間7億投稿以上となっています。特に3月は東日本大震災の影響で一気に増えています。


次にmixiアプリ内での課金コンテンツ(ソーシャルゲーム内で使用する仮想アイテムなど)の現状ですが、全体的に30~100円程度の安い金額に設定された課金コンテンツが人気とのこと。また東日本大震災の義援金募集では多くの外部ソーシャルアプリディベロッパーの協力もあり、のべ177万件から約2.1億円もの義援金が集まりました。


安部氏曰く、PC、携帯電話、スマートフォンの全デバイスと連携して”タッチポイント”を拡大し、ユーザーエンゲージメントを向上することがアクティブユーザー数を増やすためには重要とのこと。「一番良い例が人気ソーシャルゲームの『サンシャイン牧場』。ユーザーはどのデバイスを選択してもマイミクと一緒にサンシャイン牧場をプレイできる」と例を挙げました。


またmixiでは、次世代のmixiアプリはスマートフォン向けのネイティブアプリであるととらえており、今後はこのネイティブアプリ展開を積極的に行っていくとのこと。そのためディベロッパー向けにネイティブアプリ開発もサポートされたSDKを提供。現在のmixiアプリ開発で対応している課金プログラムや広告プログラムもサポートするほか、mixi Touch(Web)からアプリへのユーザーの誘導などビジネスサポートも行っていくそうです。


尚、現在既にAndroid向けのネイティブアプリ開発SDK提供済みですがiOS向けはまだ行われていません。こちらは7月上旬頃に提供される予定で、併せてアプリごとにいちいちID・パスワードを入力してログインするのではなく、一回mixiにログインしたらそれ以降のログインを省略する「シングルサインイン」を実現するそうです。


そしてAndroid向けには6月下旬、iOS向けには7月上旬を目処に課金システム「mixiペイメントプログラム」を提供。クレジットカード決済でmixiの仮想通貨「mixiポイント」を購入し、アプリ内でアイテムなどが買えるようになるとのこと。広告プログラムについてもアナウンスされる見込みです。安部氏は「AndroidはiPhoneアプリのようにプラットフォーム側の審査が無くリリースが容易だが、その反面アプリ自体の質や課金プラットフォームの成熟度の面ではまだ過渡期にありiPhoneよりも弱い。こうしたウィークポイントをmixiポイントを使った課金システムなどでカバーしたい」と抱負を語りました。


これらの施策と併せて安部氏はSoftBankと共に取り組んでいる「mixiセレクト」も紹介。「mixiセレクト」とはSoftBankのAndroid搭載スマートフォンにmixiと連動したアプリをプリインストールする試みのこと。安部氏は「リテラシーの低い人にはAndroid Marketでアプリをダウンロードするのは難しい。そこでホーム画面のユーザーインターフェイスを丸ごとカスタマイズし、且つAndroid Marketへのログインの必要なく直接mixiオススメのアプリが使えるよう端末にプリインストールする」と説明しました。

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