DeNA、スマートフォン向けゲームエンジンのサポートを拡大

   2011/05/15

株式会社ディー・エヌ・エー(以下DeNA)がスマートフォン向けのゲームコンテンツを開発する外部ディベロッパーに対し、Mobage向けのゲーム開発環境「Mobage SDK*1」を提供すると発表した。ディベロッパーはライトでカジュアルなソーシャルゲームからリッチなグラフィックを用いた本格派ゲームまで、様々なタイプのゲームコンテンツを開発することが可能となる。

DeNAでは既に国内向けおよび海外向け「Mobage for Smartphone」(以下Mobage)でソーシャルゲームを提供するためのゲームエンジンとして「Mobage ngCore SDK」(以下ngCore)の提供を開始している。ディベロッパーは「ngCore」の利用により、AndroidとiOSの双方で動作するソーシャルゲームのクイックな開発、及びスマートフォン向けゲームとして遜色ないパフォーマンス性能の双方が実現可能となる。また今後もスタンドアローンのゲーム開発に必要な機能だけでなくサーバーサイド開発を効率化する機能や、ソーシャルゲーム運用に必須なKPI把握システム等、スマートフォン向けソーシャルゲーム開発に特化した機能を順次提供してくほか、ブラウザ/Flashベースの実行環境だけでなくブラウザ/HTML5ベースの実行環境も提供していく予定。現時点ではブラウザ/HTML5ベースの実行環境で十分なパフォーマンス性能を得られる端末がほとんど存在しないため、Android及びiOSにそれぞれ専用の実行環境を用意しているが、同性能問題が解決し次第ゲームの互換性を維持しつつブラウザ/HTML5ベースの実行環境にシフトしていくとのこと。

これらに加え、Android/iOS向けにネイティブアプリとしてゲームを開発するデベロッパーに対してもそれぞれ対応する「Mobage Android SDK 」「Mobage iOS SDK」を用意する。これによりAndroid/iOSネイティブアプリからも国内向けおよび海外向け「Mobage」のソーシャルゲームプラットフォーム機能を直接利用することが可能となるため、デベロッパーは各OSの性能や機能を最大限に活用したソーシャルゲームを開発することが可能となるほか、既存のAndroid/iOSゲームのソーシャルゲーム化なども容易に行えるようになる。

さらにハイレベルなグラフィックス表現を利用したゲームを開発するデベロッパー向けにEpic Gamesが提供するゲームエンジン「Unreal Engine 3」にも対応。「Unreal Engine 3」は「Gears of War」シリーズや「Unreal Tournament」シリーズなどの大ヒットタイトルに使用されている評価の高いゲームエンジンで昨年よりiOSに正式対応を開始しており、現在では「Unreal Engine 3」を用いたゲームがiOS上だけでなくAndroid上においても展開されている。DeNAでは、Epic Games社の全面協力のもと同エンジンに対応した「Mobage Unreal Engine SDK」を提供するにあたり、日本語でのサポート体制も整え相互に利用しやすい環境を用意しているという。また、Unity Technologiesが提供するゲームエンジン「Unity」にも対応し、UnityへのPlugin形式で「Mobage Unity SDK」も提供。「Unity」は高度な3Dグラフィックス表現を可能にしつつも、開発が容易で少人数からリッチなコンテンツの開発が出来る開発環境であり、世界中に45万人を超える開発者が存在する。同エンジンはversion 3.3よりAndroidに正式対応しており、iOSデバイスとAndroidに向けたコンテンツを同一ソースで開発することが可能となっている。

DeNAは2010年12月よりスマートフォン向けゲームのデベロッパーに対して「ngCore」の提供を開始しているが、これら新たなゲームエンジンのサポートを踏まえ、今後も各デベロッパーのニーズを汲み取り効率よく迅速にソーシャルゲームの開発ができるよう環境整備を実施していくとしている。

ファミ通Mobage 2011年 5/19号 [雑誌]
ファミ通Mobage 2011年 5/19号 [雑誌]

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