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【インタビュー】-求めたのは”臨場感”と“親近感”- 予備校の名物先生がたどり着いた3Dインターネット講義

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【インタビュー】-求めたのは”臨場感”と“親近感”- 予備校の名物先生がたどり着いた3Dインターネット講義
物理ネット予備校
有限会社 熊猫舎 代表取締役 田原 真人 氏

医学部受験などを目指す学生・社会人向けにインターネットを通じて物理を教える物理ネット予備校が、4月に「東大は物理で差をつけろ!」と題した講義を行った。場所は3Di株式会社が提供する3Diイマーシブセミナーのバーチャルセミナー会場。
【インタビュー】-求めたのは”臨場感”と“親近感”- 予備校の名物先生がたどり着いた3Dインターネット講義
「東大は物理で差をつけろ!」講演の様子
参加者はアバターとなって会場に集い、物理の講義を受講しながら質疑応答を繰り返した。しかし動画を利用したeラーニング教育が多い中、なぜ物理ネット予備校がライブで実施するバーチャル講義に取り組んだのか?その理由と意義、これからの3Dインターネット活用法について物理ネット予備校を運営する有限会社 熊猫舎 代表取締役の田原 真人氏にお話を伺った。
■ネット授業にも臨場感を!模索しながらたどり着いたのが3Dインターネットだった
もともと予備校の講師として物理を教えていた田原氏。ある日、田原氏の授業を受けたいのに自宅が遠くて受けられないという学生に出会ったことがきっかけで、2005年にインターネット上で物理を教える物理ネット予備校を立ち上げる。
「リアルでは投資額がかかるなど難しい面がありますが、インターネットなら立ち上げられそうだと思いました。最初はメールマガジンやブログを活用、SEO対策も行い、無料のメールマガジンを配信、その受信リストに対して有料のPDFコンテンツを紹介、販売していました。受講者にはコメントやアンケートで意見や感想をもらいながら少しずつブラッシュアップしていきました。」
そうして物理ネット予備校は、いまや無料ネット講義だけで延べ8000人が受講する人気サイトに成長する。しかし順調な最中も田原氏はさらに上のネット講義を目指していた。
「これまで、ダウンロード形式ではあるけれど肉声で実施する動画の講義コンテンツと、毎週配信するメールマガジン、この2つを使うことで講義の臨場感と講師への親近感が生まれると考えて実践していました。臨場感というものをいかにバーチャル(インターネット上)で出来るか、それが物理ネット予備校のテーマだったのです。」
そんなときに、たまたまテレビ番組の特集で紹介されていたのが3Diイマーシブセミナーだった。
「これは面白そうだ、臨場感をパワーアップ出来る!と思いました。いまもセンター対策や難関大学などテーマを決めて、掲示板で交流をしていますが、やはり物足りないと感じるところがあります。情報量が少なすぎるんです。伝わる量も少ないと感じますし。だから、相手の感情が伝わるものとして3Diイマーシブセミナーを活用できればと考えました。もちろん他との差別化という意味で、3Diのサービスの先進性に惹かれたのも理由です。」
■3Dインターネット活用に大事なのは、コンテンツ自体の魅力の訴求
そうして実施されたのが3Diイマーシブセミナーによる講義「東大は物理で差をつけろ!」。しかし集客を始めた田原氏に思わぬできごとが待ち受けていた。
「最初は“先進的なバーチャルセミナー”という部分を全面に押し出して告知したのですが、新しいものに対する抵抗感もあってか、みんな怖気づいちゃったんですね。紙媒体が中心のころに、ネット上で手書き描画と音声が使える動画コンテンツを導入した時も、同じような感じだったのを思い出しました。そこで再度、講義コンテンツ自体の魅力をアピールするように告知をし直したら、参加者が集まってきました。」
受講者にとってどんな手法を利用するかはあくまで手段であって目的ではない、魅力あるコンテンツを3Dインターネットを利用していかに臨場感をもって伝えるかが大事...。そのことに気付き、受講者が本当に望むものを全面に押し出したことが功を奏し、結果的に多くの受講者が集い、講義は実施された。
■受講者にも伝わった“臨場感”と“親近感”
田原氏は実際に講義を行ってみてとてもやりやすかったという。
「講師としては、人の姿(アバター)が見えるので、そこに居る人に向かってしゃべることができるので話しやすかったです。うなづいたり、相手に語りかけるように話すことができました。」
【インタビュー】-求めたのは”臨場感”と“親近感”- 予備校の名物先生がたどり着いた3Dインターネット講義
講義後の交流会の模様
受講者からも、
『現実にライヴで授業を受けてるような感覚で、とても良かった』
『ほかの受講生の方々の存在を身近に感じられるようになり、勉強の励みになった』
『受動的になりがちな講義が、手を挙げたりといった動作があることで、普段の授業と同じように授業に参加できた』
『疑問点があれば質問して解決できたのが魅力的』
といったコメントが寄せられ、『またぜひ開催してほしい』と次期開催を望む声も多く聞かれた。
さらにネット上の講義でありながら『 “生”で田原先生の講義を受けられて最高だった』という声があがったことは、田原氏が求め続けた臨場感や親近感が少なからず受講者に伝わったことを示しているのではないだろうか。
■これから取り組みたいのは、社会人受講者の悩みをサポートする面接利用
物理ネット予備校での、これからの3Diイマーシブセミナーなど3Dインターネットの活用方法について伺った。
「本当にやりたいのは、面談ですね。うちはインターネット上の予備校ということもあり、受講者の約半数は社会人です。物理を学びたいけど予備校には通えない、または通いづらいということから、受講者の多くを社会人が占めています。そして、その半数は医学部の再受験が目的です。社会人からの再受験の場合、しばらく勉強から離れていたので勉強法が分からない、受験制度について詳しく知りたい、という方が多いので、そういった方々のサポートとして、現状に関する面談やグループ面接のようなことができるといいと考えています。今回実施したようなパターンもありですね。講座を行ったり、少人数でコミュニケーションをするような使い方もいいと考えています。しばらくはイベント的な使い方になるのではないでしょうか。」
3Dインターネット活用は始まったばかり。臨場感、親近感のあるネット学習法を求めて、田原氏のチャレンジは続く。
物理ネット予備校
http://phys-yobiko.com/
3Diイマーシブセミナー
http://seminar.3di.biz/
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