アメリカ陸軍、兵士のトレーニングにシミュレーションゲームを活用

   2013/01/03

アメリカ陸軍、兵士のトレーニングにシミュレーションゲームを活用

アメリカの雑誌「Atlantic」が伝えるところによると、アメリカ陸軍が兵士のトレーニングにシミュレーションゲーム「シムシティ」に似たシステムのゲーム「UrbanSim」を活用しているとのこと。

「UrbanSim」は、ある地域の街の治安を回復し復興させていくシミュレーションゲーム。数年前、アメリカ陸軍が陥落直後のバグダッドの公共インフラを整備し反政府グループを鎮圧したにも関わらず、地元民の反米感情がちっともおさまらず統制が乱れ、困った司令官が「我々にはシムシティが必要だ」と発言したのがきっかけとなり同ゲームが開発されたという。開発を担当したのはカリフォルニア大学の研究チームで、現在アメリカ陸軍の士官候補生のトレーニングに使用されているという。
ゲームの主な内容は、反政府組織やテロリストを鎮圧し、インフラ整備を行い、街の治安を回復させ、地元民の就職率を上げ経済を復興させるというもの。しかし物理的な要素だけでなく民族や宗教、地元民の感情などの要素もゲームに反映されるようになっており、あるシミュレーションでは、治安を向上させ地元民と親睦を深めるため兵士に各家庭を訪問させていたら、逆に反米感情が高まり人口の70%が米軍を敵視する状態になってしまったという。

UrbanSimの詳細はこちら(カリフォルニア大学サイト内)
http://ict.usc.edu/projects/urbansim/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket