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【レポート】NTT次世代サービス共創フォーラム「3Dバーチャルセミナー」レポート

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11月25日(水)、NTTのビジネスフォーラム「次世代サービス共創フォーラム」において、初の仮想セミナーとなる「3Dバーチャルセミナー」が開催されました。

「次世代サービス共創フォーラム」では、ICT関連テーマを中心としてこれまで50回以上のセミナーを都内で開催してきましたが、今回のセミナーは実験的に会場を3D空間に移して全3回にわたり実施されます。音声会話機能を持ちブラウザからアクセスできる3Di Open Simをプラットフォームとして利用しており、リアルセミナーの臨場感そのままに、距離を超えて多くの人が気軽に参加可能なのが大きな特長です。
企業・団体・行政機関が仮想イベントを開催する事例は、地球環境への配慮か昨今の不況の影響か海外では既に数え切れないくらいあるなか、日本でもいよいよ本格的に企業が仮想イベントを利用できる環境が整いつつあると実感。特に、昨今の新型インフルエンザ流行の影響でリアルイベントへの参加を敬遠する傾向があるなか、こういった仮想イベントの普及が主催者、参加者双方にとってもたらすメリットは非常に大きいと感じました。

【レポート】NTT次世代サービス共創フォーラム「3Dバーチャルセミナー」レポート
↑こちらがその画面。

セミナールームへは専用Webページからログインします。会議室の部分が3D空間になっていて自分のアバターを操作できるようになっており、またオープンテキストチャット、プライベートテキストチャット(特定の人とのみチャットをする機能)、ボイスチャット、音声ストリーミング、画面の視点移動といった機能が利用できるほか、ワンクリックでアバターに拍手をさせたり挙手をさせたりといった“モーション機能”もあります。また視点を変えて資料のみを見ることも可能。仮想空間の外側のWebページともほぼリアルタイムに連動してページが切り替わり、後ほど資料そのものをダウンロードすることもできます。

【レポート】NTT次世代サービス共創フォーラム「3Dバーチャルセミナー」レポート
セミナー中の様子。今回の第1回セミナーのゲストは3Di株式会社の小池聡CEOで「 ―情報共有から体験共有へ―3D化が実現する、企業の新たなインターネット活用」と題したセミナーを実施。後半には参加者との質疑応答コーナーも設けられ、ボイスチャットによるコミュニケーションが行われました。

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ちょっと小さくて不鮮明ではありますが、こちらが小池さんのアバター。

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セミナー終了後には事前に招待された人のみで別室に移動しグループインタビューも行われました。この看板をクリックすると別室へワープできる仕組みになっています。

実際に体験して感じたことは、「仮想イベント」とはライブストリーミングとリアルイベントの“良いとこ取り”のようなシステムではないかということです。アバターがある分ストリーミングよりも「参加している」気分が味わえ、且つ匿名性によりリアルイベントのような「気恥ずかしさ」がありません。リアルイベントで手を挙げて質問するのはちょっと勇気がい要りますが、仮想イベントではアバターを介しているので気軽に発言できます。また、講演中に質問ができなかった場合も、リアルイベントと同様に講演後に直接講師に歩み寄って聞くことができるほか、参加者同士の交流もアバターを通じて行うことができるなどの点は、数あるWebセミナーシステムにはないメリットだと思います。
現在、第3回目のセミナーの参加受付も始まっているので、興味のある人は参加してみては如何でしょうか。

第3回「3年後のテレビ」
講師:志村一隆(株式会社情報通信総合研究所)
定員:40名
日時:12月9日(水)19:30~20:30
講演:50分
質疑応答:10分
申込締切日:12月4日(金)18:00
申込はこちらから:
http://www.ngs-forum.jp/virtual/index.html

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