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ExitReality、4000万ドルで音楽系仮想空間「vSide」を買収

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音楽系仮想空間「vSide」、ひっそり復活

7月にサービスを終了したはずのvSideが、急遽サービスを再開した。Webページを3D仮想空間に変換する「ExitReality」が4000万ドルで同サービスを買収したという。

「vSide」はアメリカのDoppelganger社が開発・運営する「音楽」に特化した3D仮想空間。リアルに描かれた空間とワザとアニメっぽく表現されたアバターとの質感のギャップが特徴で、空間内には多くのライブハウスやクラブ、CDショップなどの施設が設けられている。しかし7月16日に「追加資金を調達できなかった」との理由によりサービスを終了した。その後、8月に突如「VSIDE IS ALIVE」の文字と共にサイトが復活。新規のユーザー登録とソフトのダウンロードこそできないものの、既存のユーザーに向けて限定的にサービスを再開していた。
また「ExitReality」は、専用のプラグインをインストールすることにより訪問先のWebページを3D仮想空間化するサービス。仮想空間が既存のサイトに紐付いるのが特徴で、サイト訪問者は自分の好みで2D・3Dの画面を選択できる。また、ExitRealityを通してサイトを訪問しても通常どおり訪問者数がカウントされるのでデータ解析も問題なく行えるのが特徴だ。
現在、ExitRealityの主なユーザーは18~35歳と大人で占められており、一方vSideのユーザーは13~17歳とティーンエイジャーで占められている。ExitRealityは今回の買収により、これまで得られていなかったユーザー層を獲得することとなった。

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