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NTTドコモが考えるモバイル端末での空間利用「直感検索・ナビ」

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NTTドコモが考えるモバイル端末での空間利用「直感検索・ナビ」
7月22日から24日まで、東京ビッグサイトで企業向けワイヤレスソリューションと最新ワイヤレス技術の専門展示会「WIRELESS JAPAN 2009」が開催されている。会場ホール奥でひときわ目立つのがNTTドコモのブースだ。今回の展示会でも様々なソリューションが展示されているが、注目はAR技術を活用した「直感検索・ナビ」だろう。会期初日の午後、NTTドコモブースで行われたワークショップには大きな人だかりができていた。

NTTドコモが考えるモバイル端末での空間利用「直感検索・ナビ」
「ARが拓く、直感的・体感的なコミュニケーション」と題したワークショップに登壇した同社サービス&ソリューション開発部 サービス戦略担当 主査の忍頂寺毅氏はスクリーンに映った手元の端末を操作しながら「直感検索・ナビ」について解説した。
「直感検索・ナビ」はカメラやGPS・電子コンパスを内蔵するケータイ(デモではHT-03Aが使用された)を用いて、これを目の前に「かざす」ことにより、街並みに情報を重ね合わせていくというもの。現実の視覚情報やかざす方向と結びついているため、直感的に情報を探すことができる。ほかにもコミュニケーション機能として、ケータイを投げる動作によってメッセージを送る「投げメール」などが紹介された。「投げメール」は受け取る相手を指定せずに投げることも可能。加速度センサーで投げる強さを計り、その強さに応じてメッセージが遠くの場所に落ちる仕組みだ。落ちているメッセージをたまたま通りかかった人が読む偶然性を演出する。
NTTドコモが考えるモバイル端末での空間利用「直感検索・ナビ」
NTTドコモが考えるモバイル端末での空間利用「直感検索・ナビ」
こうした機能は、忍頂寺氏が「(機能性を追求した)カタいコミュニケーションばかりではなく、ゆらぎや遊びといったアナログな要素をつくりたかった」と語るとおり、「直感検索・ナビ」のインタフェースは従来のモバイルインタフェースとは一線を画すものだ。
いわゆる「便利」な機能は多くのケータイにもあるが、そればかりではない「直感検索・ナビ」のインタフェースは、「空間」の利用によってインタフェース表現の幅を広げるというチャレンジのひとつだ。
「(直感検索・ナビに触れることで)新しいモノを考えるきっかけを得ていただければ」(忍頂寺氏)
ブースに設けられた「直感検索・ナビ」の体験エリアは一時1時間近い待ち時間となる盛況ぶりだった。モバイル端末のネット空間利用の今後に期待したい。
NTTドコモが考えるモバイル端末での空間利用「直感検索・ナビ」
特設サイト「ドコモ@ワイヤレスジャパン2009」
http://answer.nttdocomo.co.jp/wj2009/

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